OneDriveで一度サインインしたマイクロソフトアカウントを設定で解除しても、次にOneDriveを立ち上げるとサインイン候補に解除したマイクロソフトアカウントが現れてパスワード要らずでサインインできちゃうのを削除する方法のご案内です。
言葉で説明するとなんのことかわかりにくいし、ネットで検索しても、そこじゃないマイクロソフトアカウントを削除する方法ばかり出てくるのでドツボにはまりましたが、なんとか削除方法を見つけることができました。

自動でサインインされたら困る状況もあり
実際にご依頼いただいたPCでの話ですが、支給されているPCを返却することになり、支給PCといえども個人のマイクロソフトアカウントを設定して使っていた関係上、OneDriveなどにある個人使用のデータだけを削除して、その他のデータはそのまま残して返却したいというご希望がありました。
お安い御用ですと、マイクロソフトアカウントの設定をあちこち消して終わりかと思われましたが、最後にOneDriveを再び立ち上げるとサインイン画面に解除したマイクロソフトアカウントがサインイン候補に出てきて、パスワード不要でそのアカウントのOneDriveが復活してしまう現象だけが消すことができずタイムオーバーになってしまいました。
その後、自分のPCであれこれ試して、なんとか削除方法を見つけることができました。
履歴でサインインの候補を消す方法
ユーザーフォルダーの隠しフォルダーAppDataを開くので、スタートメニューを右クリックして『ファイル名を指定して実行』(キーボードショートカットではWindowsキー+R)から下記をコピペして実行します。
%localappdata%\Microsoft\OneAuth\accounts
フォルダーが開くので、そこにあるファイルをすべて削除します。(心配ならバックアップを取ってから削除してください。)

これでOneDriveのサインイン画面を出し、候補が消えているのを確認できたらOKです。
復活させる方法あり
Windowsアカウントをローカルアカウントに戻したのを再びマイクロソフトアカウントでサインインに変更して、元使っていたマイクロソフトアカウントでサインインすると、上記で削除した場所のフォルダー内のファイルが復活して、OneDriveのサインイン履歴の候補も復活しました。どうやらマイクロソフトアカウントに保存しているWindowsの設定データに含まれている部分だったようです。
まあ、これで復活させるためにはマイクロソフトアカウントにパスワードなりスマートフォンなりで認証が必要になるので、当初の目的の誰でもOneDriveにサインインできちゃう問題は解決ということでよいのではないでしょうか。