2017年6月の最終週に、Windows Updateのオプション項目として月例ロールアップのプレビュー版パッケージが配信されています。
6月第2週の月例アップデート後から、一部サイトでInternet Explorerでの印刷ができなくなる不具合の修正も含まれています。(コメント欄で教えていただきました。)
あくまでもプレビュー版です
Windows Updateを自動更新にしていれば配信されてきますが、オプション項目に入ってくるので、自動インストールまでは行われません。入れたい人は チェックを自分で付けてインストールしてね、というのがオプション項目の意味合いです。
さらに、パッケージ名に「プレビュー」と付いているだけあって、来月の重要な更新プログラムとして配信される予定のものが含まれているので、先行してセキュリティアップデートをインストールできます。ただし、人柱的な意味合いも含まれているので安定度には疑問が残ります。
現に、この更新プログラムの既知の問題としてマイクロソフトの説明には、一部複雑な作りのサイトがクラッシュする可能性があると書いてあります。
この更新プログラムをインストールした後に、一部の Web サイトにアクセスすると Internet Explorer 11 がクラッシュすることがあります。 この問題は、Web サイトが複雑で、特定の Web API を使用している場合に発生することがあります。
KB4032782は不要になりました
前回記事にしました、一部サイトで印刷できなくなる現象を回避する修正パッKB4032782をインストールしていた方は、このプレビュー版パッケージをインストールしたならば、KB4032782を手動で削除しておくことをお勧めします。KB4032782を削除しないと脆弱性CVE-2017-8529に晒されたままになるからです。
来週の水曜日には、このプレビュー版を元にした重要な更新プログラムのセキュリティ品質ロールアップが配信されるので、印刷トラブルがない場合は何もせずにWindows Updateの自動インストール設定のままに任せておくのが良いでしょう。
Windows10は
Windows10用には何も配信されていませんが、先週まではwindows10のInternet Explorer11でも、当サイトの印刷時にエラーが出るのを確認していましたが、現在ではエラーが解消しています。これは何故か理由はわかりません。
もともとマイクロソフトによると、印刷エラーが出るのはwindows10は対象外となっていたので不思議ではないはずですが、確かにエラーが出ていたのも事実です。狐につままれた気分です。