2019年4月の月例Windwosアップデートが第2火曜日(日本時間第2水曜日)に配信されています。
クライアントOS別にwindows7、8.1、10のセキュリティ更新プログラム情報を書き出しています。
Microsoft セキュリティ TechCenter
Windowsの更新プログラムの情報は、マイクロソフトのセキュリティ更新プログラムガイドから、windows7以降の各OSすべての更新プログラム情報を調べることができるようになっています。
最近は、今月の更新プログラムを探すときはこちらを使わずに、次に紹介するUpdateカタログで探す方が多いです。
セキュリティ更新プログラム ガイド
https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance
Microsoft Updateカタログ
自動更新を利用せずに今月のセキュリティアップデートを手動でインストールする場合、ダウンロードはMicrosoft UpdateカタログからKB番号で検索してダウンロードできます。この記事でKB番号にリンクを入れているのは、このUpdateカタログのダウンロード先になっています。
今月の更新プログラムを探す場合は、「2019-04」で検索して製品(OS名)でソートするのが見つけやすいです。
Microsoft Updateカタログ
http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Home.aspx
既知の問題は、上記リンクのカタログリストのタイトルリンクを開いて、概要の詳細リンクをご覧ください。今月は特筆すべき問題は現在のところなさそうです。
Windows7 SP1
windows7では、DefenderとOfficeと悪意のあるソフトウェアの削除ツール(KB890830)の更新プログラムを除いて重要な更新プログラムとして、セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4493472)です。今月は.NET Framework 用セキュリティおよび品質ロールアップの配信はないようです。
- 2019-04 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4493472)
(追記)今月以降の品質ロールアップにはPciClearStaleCache.exeが含まれなくなったので、 2018年04月~2019年03月までの 品質ロールアップ のうち一つを先にインストールしておく必要があると詳細情報に載っていました。クリーンインストール時や久しぶりに更新する場合に注意が必要です。
累積更新プログラムをインストールする前に、サービス スタック更新プログラム (SSU) がインストールされていることが推奨されています。先月の更新プログラムなのですでにインストール済みになっているはずです。
- 2019-03 Windows 7 サービス スタック更新プログラム(KB4490628)
Windows 8.1
Windows8.1は、セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4493446)、Adobe Flash Playerの更新プログラム(KB4493478)です。
Windows 10
Windows10は、バージョン毎に累積更新プログラムのKB番号が違います。最新バージョンから3世代分がサポートバージョンです。
今月は、もうそろそろ公開されそうなバージョン1903(仮称:May 2019 Update)の累積更新プログラムも出しておきます。
(2019.4.30追記) 月末の時点でこちらの累積更新プログラムに置き換わっています。新元号に対応する更新プログラムも含まれているようです。(詳しくはKB4469068 参照)
Adobe Flash Playerの更新プログラムは各バージョン共通です。
- 2019-04 Windows 10 セキュリティ更新プログラム (Adobe Flash Player 対応) (KB4493478)
Office の更新プログラム
Microsoft Officeの更新プログラムは、こちらのマイクロソフトページで更新情報一覧が確認できます。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4495300/april-2019-updates-for-microsoft-office
Windows Updateが失敗を繰り返す場合
更新プログラムを効率よくインストールするなら、Windows Updateに任せてインストールするのが一番いいでしょう。同じ更新プログラムでも差分を計算してダウンロードデータを節約してインストールしてくれます。
とはいえ、Windows Updateに時間がかかっている場合や、パソコンが急激に遅くなって何も操作できないトラブルが発生している場合は、上記更新プログラムをダウンロードしてスタンドアロンインストールする方法があります。
Windows 10 /8.1
Windows 7
Windwos8.1以降で、Windows Updateが失敗するトラブルが解決しない場合、インプレースアップグレードを試す方法もあります。
まとめ記事更新
以上の内容をもとに、下記の更新プログラムの確認が終わらないのを改善するまとめ記事を更新予定です。
Server 2008の更新プログラム
サポート終了したVistaにWindows Server 2008の更新プログラムをインストールしてみる方法は、サポート外なので別記事にしています。(このあと更新予定です)
今月中に追加の更新プログラムがあれば、都度追記予定です。
Win7のKB4493472ですが、KB情報の冒頭に妙な注意書きがあります。
翻訳サイト経由でななめ読みすると、
Win7をクリーンインストールした際は、2018-04~2019-03のどれか一つを一旦入れてから2019-04以降を適応
とひと手間かかる事になるような
M_Mさん、情報ありがとうございます。
クリーンインストール時には注意が必要ですね。
記事に追記させていただきます。
win10のKB4493509ですが、インストール後、何故かPC起動時の時間が長くなる現象が発生。以前は30秒前後だったものが2~3分ほどになってしまいました。削除後以前と同じ30秒前後に戻りました。同じような症状が出ている人がいるかどうか分かりませんが、参考になれば幸いです。
やまぷさん、私も今日バージョン1809のPCでやけにデスクトップが出る前の黒い画面が長いのに出くわしました。
(KB4493509が原因かどうかは未確認のままですが。)
2019-04 Windows 10 Version 1903 の累積更新プログラム (KB4495666)(May 2019 Update)…一部のPC(特に1803や1903から18362.30ビルドのリリースプレビューに更新インストールしたPC)でインストール失敗で「エラーコード0x800F0988」が出ました。やはりMSまだテスト中ですね。1903の正式版がリリースするまでにもう少し待ちましょう。