windows10にアップグレード後から、パソコン起動時に 強制PIN変更ツール「ミニドライバが読み込めません」のエラーが毎回出るようになったのを直しました。windows8.1搭載だったEPSON EndevorデスクトップPCにて、ICカードリーダーの未対応ドライバーを削除しました。
(2019.5.15追記)ICカードリーダーの使用が必須のPCの場合、スタートアップからForcePINを無効にすることで、カードを読む機能も使えてエラーが出ない状態にできました。
原因
強制PIN変更ツールとは何かがよくわからないですが、ネットで検索すると、DNP.Co,LTD.関連とのこと。PCのコントロールパネル-プログラム一覧を見てみますと、「DNP Smart Card Minidriver Pack 1.05.011」がインストールされています。(2017/1/19追記:コメント欄で教えていただきましたが、FeliCaなどのスマートカードリーダーのツールだったようです。)
ドライバー削除で改善
windows10のデバイスマネージャー上で、このドライバーパックをアンインストール(削除)しました。windows10対応バージョンが出ているのかもしれませんが、DNP Smart Card Minidriverの最新バージョンがダウンロードできるサイトは見つけられませんでした。
ドライバー削除をしたのでカードリーダーも使えなくなります。では、カードリーダーが必要な場合はどうするんだという疑問がずっと残っていたのですが、ようやく同じエラーのパソコンでICカードを利用しているケースに当たったので、以下追記できました。
ICカードリーダーが必要な場合
後日、別件でIdentiv CLOUD 2700RというICカードリーダーを使用していて、同じエラーが出ているPCに遭遇しました。
エラーを出しているプロセスはForcePINというアプリでした。
Identiv CLOUD 2700R の公式サイトでバージョンアップドライバーをインストールしても、 DNP Smart Card Minidriver Pack のバージョンは変わらずでした。エラーも引き続き出てしまいます。
タスクマネージャーのスタートアップタブから「ForcePIN」を無効に設定したところ、起動時のエラーが出なくなり、ICカードを読み込ませて開くサイトにも入れるのを確認しました。
起動時にエラーがでているので、無効にしても元から影響がないということでしょうか。
“Smart Card”で検索するとわかりますが、これはSDカードのドライバでなく、「ICカード」のドライバです。銀行やクレジットカードのような表面に金色の端子が見えるカードや、Suica、nanaco、WAONのようなカードのことです。
なので削除してもSDカードは読めますが、ICカードは読めなくなっているはずです。 まぁ使わないので関係ないって方が多いとは思いますが…
一応使い道としては、複製不能なICカードを差し込む or タッチしないとPCにログインできないだとか、ファイルの暗号化が解除できないなんていうのを実現できます。企業向けですが、個人でも意外に便利だったりします。
あのんさん、コメントありがとうございます。
なるほど「ICカード」のドライバですね、デスクトップPCだったので勘違いしていました。
記事内容を一部修正させていただきます。
三井住友銀行のファームバンキングがバージョンアップされた頃から、私のWindous10パソコンが1日に1-2回フリーズしてしまい、原因がわからずにあれやこれや徒労を繰り返していました。フリーズする時は決まってタスクマネージャーのプロセス欄が見えなくなっているので、その対策を検索していたら貴殿のブログに到達しました。にっくきForcePINをスタートアップで無効にしたらフリーズ現象は収まりました。またずいぶん前から時々わけわからずに発生していた、プロセス欄の非表示も無くなり、毎回確実にプロセス欄が表示されるようになりました。FrocePIN無効にしてもICカードリーダーは問題なく働いています。Windows10では無用の長物どころか、有ってはならない問題プログラムな様です。本当に助かりました。
ブログ記事が役に立ってよかったです。
古いバージョンでも入ったままだったのかもしれませんね。