Yahoo!メールをWindows LiveメールやOutlook、Thunderbirdなどのメールソフトで送受信している方で、2021年1月19日あたりからメール送受信エラーが出るようになったトラブルのお問い合わせをいただいています。
これは、ヤフーメールのセキュリティ向上のための仕様変更で、非暗号化ポートでの送受信認証を停止したためです。旧設定方法でアカウント設定を入れていた場合には、最新の推奨アカウント設定に変更が必要です。
Yahoo!公式の案内ページはこちら。
手っ取り早い設定変更方法
Yahoo!の案内ではPOPアカウントをIMAPに変更するのを推奨していたり、無料のYahooメールと回線契約者のYahooBBでメールサーバー名が違うので、複雑な説明ページを読まないといけない感じです。POPアカウントをIMAPに変更するなんて、一大事な設定変更になってしまいますよ。
でも、いままでメールソフトで送受信できていたのなら、既存のアカウント設定のポート番号設定をSSL対応に変更するだけでOKです。
POPアカウントの場合
- 受信メール(POP)通信方法 SSL無し⇒SSL(暗号化)有り に変更
- 受信メール(POP)ポート番号 110⇒995 に変更
- 送信メール(SMTP)通信方法 SSL無し⇒SSL(暗号化)有り に変更
- 送信メール(SMTP)ポート番号 587⇒465 に変更
IMAPアカウントの場合
- 受信メール(IMAP)通信方法 SSL無し⇒SSL(暗号化)有り に変更
- 受信メール(IMAP)ポート番号 143⇒993 に変更
- 送信メール(SMTP)通信方法 SSL無し⇒SSL(暗号化)有り に変更
- 送信メール(SMTP)ポート番号 587⇒465 に変更
Windows Liveメールの場合
Windows Liveメールの設定を変更したときの手順をご紹介します。とっくにサポート終了したLiveメールですが、今回の送受信エラーの対象に一番なりやすいソフトです。
Liveメールでは送受信エラーの番号は「0x800CCC0E」です。
Liveメールのアカウント設定を開き、該当メールアカウントのプロパティの詳細設定タブのポート番号設定を変更します。
変更前
変更後
設定変更したらLiveメールの送受信ができるのを確認します。
エラーID:0x800C013E と混同しやすい
Windows Liveメールは2021年1月(2020年12月も)のWindows Updateでメール送受信ができなくなるエラーID:0x800C013Eのトラブルが発生中です。
Yahoo!の仕様変更でのエラーとダブルで発生している場合は、かなり解決が困難になっているかもしれません。
Livemailでの設定例ですが、このようにメールサーバー情報のみ変更しても
「アカウントまたはPWが違う」旨のようなメッセージが出るのはアカウント名(メールアドレスをフルに指定)の指定の違いでしょうか?
※エラーIDは未確認ですが、状況としましては同じです。
アカウント名かパスワードのどちらか、もしくは何かしら設定が違うと思います。
https://support.yahoo-net.jp/PccMail/s/article/H000007321
設定は間違いないのにLiveメールでだけ送受信できない場合は、Liveメールの問題になります。
https://www.ikt-s.com/202012windowslivemail/
Microsoftのアカウントを変更したら、メールが受信できなくなった。ユーザーIDまたはパスワードが間違っているというメッセージが返ってきます。
アカウントを変更した際にIDかパスワードが変わったのでしょう。
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