パソコンを購入したときに最初にセットアップで使ったマイクロソフトアカウントが何かあったけれど、何年か経つうちにすっかり別なマイクロソフトアカウントに変わっていて、いざ突然パソコンが壊れたなどでWindowsやOfficeを再インストールしようとしても紐づけされているマイクロソフトアカウントがわからず困ったというトラブルがよくあります。
先日、突然Bitlockerのロックが発動して泣く泣くWindowsを再インストールすることになってご依頼いただいた場面がありまして、付属のOffice Home&Business Premium 2013を再インストールできるか試したところ、紐づけ済みのマイクロソフトアカウントが一部***で隠れて表示されますが、部外者の私にはさっぱりわからなくても、ご使用者の方が見ればハッ!と見当がついて解明できたという話です。
Office搭載(バンドル)モデルならワンチャンあり
大手メーカー製PCで、Microsoft Officeが購入時に一緒にバンドルされているPremiumシリーズ(2013以降)やPersonalシリーズ(2016以降)があり、PCの付属品としてOfficeのライセンスカードを所有(保管)されており、そこに刻印されているプロダクトキーがわかる場合に限ります。
逆に2021や2024の新しいOfficeだとプロダクトキーやカードが付属してない場合もあるので、すべてのケースであてはまるわけではありません。しかし、わずかな可能性があればトライしてみるだけの価値があります。
あらためてOfficeを買いなおしたり、新規にサブスクの365を契約するのを回避できれば大きな見返りです。また、BitLockerでロックされた大切なデータが復元できるか、できないかでは大違いです。わずかなチャンスも逃したくない最後の望みという感じです。
ヒントの確認方法
別なパソコンでいいのでWEBブラウザーを開き、下記リンクのOfficeの初回登録サイトを開きます。
「始める」ボタンをクリックします。
ここで、自分のでいいので誰かのマイクロソフトアカウントでサインインします。むしろあえて別なマイクロソフトアカウントがいいでしょう。
プロダクトキーカードに記載されているプロダクトキーを手入力します。
そうすると、このプロダクトキーは過去に別なマイクロソフトアカウントに紐づけされていると表示が出ます。ここに一部***で隠されていますが、一部は見えているアドレスが表示されています。これがヒントです。
このヒントを見て、第三者の私にはまったくピントこないので意味がないですが、実際の使用者の方が見れば、ハッとメールアドレスを思いつく可能性があります。
さらに、これじゃないのかというパスワードを入力してもらったら、見事にサインインできてOfficeのライセンス認証ができました。たまには上手くいくこともあります。
そこでもわからなければ、マイクロソフトサポートに連絡してどうにかならないか相談するのがいいでしょう。(必ずしも何とかしてくれる保証はありません)