先月から、Windows Updateで更新プログラムKB5034441がエラーを繰り返していつまでもインストールが完了しない一部PCがあるようです。
先日別件でサポートしようとしていたら、その状態のPCに当たったので解決ではなく、Windows Updateにあがってこないようにする対処方法をしてきました。その対処方法のご紹介です。
KB5034441が失敗する問題
先月からWindows Updateで配信されているKB5034441ですが、Windowsが使う回復パーティションの修復プログラムで、その回復パーティションの空き容量が不足しているとエラーでインストールが完了しないということで、既知の問題としてWindowsメッセージセンターにあがっています。
根本的な解決方法は回復パーティション(Cドライブとは別パーティション)のサイズ変更が必要だったり、そもそもWindowsの回復パーティションが有効/無効なのか空き容量以外にもいろいろあったりで上級者向けの対処方法になります。
詳しくは下記マイクロソフトの詳細ページをご覧ください。
無視するという対処方法もあり
上記詳細には出ていない対処方法ですが、総合的判断でこの更新プログラムを無視するという選択肢もあります。マイクロソフトのトラブルシューティングツール(Show or hide Updates)を使ってWindows Updateに出てこないようにできます。
下記トラブルシューティングツールをダウンロードして実行します。(クリックするとダウンロードが始まります)
ダウンロードしたwushowhide.diagcabファイルを実行すると出てくる、Show or hide updatesの画面で「次へ」をクリックします。

Hide updatesの文字リンクの方をクリックします。

2024-01から始まる更新プログラムKB5034441にチェックを入れて「次へ」で完了です。

以上で、Windows UpdateにKB5034441が出てこなくなります。あくまでも、更新プログラムのインストールはできていない状態です。
あくまでも対処方法です
KB5034441はBitLocker暗号の脆弱性の更新プログラムですので、BitLockerを使ってないというPCなどでは、いつまでもエラーが出続けるよりも非表示にしておくという対処方法をとる選択肢もありますよというご紹介でした。
もちろん本格的に解決してインストール完了したいというご希望があれば、当方でも作業として行えますが、何かのついでというボリュームの作業ではなくなります。