32bit版IE9がVistaで再インストールできない場合

　windows VistaのInternet Explorer9のメニューなどが、意図せず英語表示になってしまっているパソコンが意外とたくさんあります。それを直そうと思ってIE9をアンインストールして再度インストールしようとしても日本語言語パックが入らずエラーで再インストールできなくて困った場合の対処方法です。32bit版Vista_SP2で先日実際に対応した内容です。

再インストール可能なIE9（32bit)

　先に結論から書きますと、下記のマイクロソフトのサイトから2014年6月に公開されているIE9（32bit）をダウンロードしてインストールすると、IE9の再インストールが成功しました。ただし、日本語版を入れたはずなのにメニューその他が英語表示になるのは解決しませんでした。

過去のWindowsアップデートでやらかした

　IEのメニュー表示が意図せず英語になってしまう不具合は、IE8とIE9でよく起こったトラブルです。しかもWindowsアップデートを順番に入れていただけで、起こったトラブルなのでパソコンに不慣れな方などは、不便を感じながらも今でもそのまま利用しているケースが多いのです。

2016/05/03追記　現在、VistaをリカバリーしてSP2にしたあと、IE9をインストールしたのに英語版になってしまった場合は、日本語言語パックをインストールし直すと直る可能性が高いです。

Windows7なら日本語版IEに直せます

　Windows7でも同じトラブルはありました。しかし７なら問題なく解決することができます。英語版になってしまったIE9をアンインストールして、IE8かIE7に戻して正常に日本語表示されている状態で、IE10やIE11にアップデートすれば解決です。

　現在ではwindows7ではほとんど見かけないこのトラブルですが、Vistaの場合はIE9で更新が止まっているというのが困った原因です。

IE9を削除すると戻せないケースあり

　しかもVistaではIE9を一旦アンインストールしてしまうと、同じバージョンのIE9に戻すことが出来ない場合があります。IE9をインストールして言語パックを入れる辺りでエラーを起こしてインストールに失敗してしまいます。お手上げです。

　ネットで検索すると出てくる対処方法の日本語言語パック単体をインストールするとか、KB2675157（MS12-023）を適用するとか、現在ではインストールすら受け付けてくれません。（この記事公開当時）

　XPの延長サポートが生きてた頃なら、IE8で使ってくださいという逃げの一手も使えましたが、2015年の現在ではIE8ではまともにネットが使えるとは言えないのでさらに困ったことです。

　ChromeやFirefoxを使えばいいのですが、Vistaを長年IEで慣れ親しんだ方に、急に使い方を変えさせるのも大変な場合も多く、窮地に立たされることもあります。

IE9に戻すワンチャンスあり

　そういった経緯もあり、VistaでIEが入らなくなって困ったという場合に、Bing と MSN が既定になった新IE9をダウンロードしてインストールすると、別バージョンという事なのか、インストールに成功しました。

　32bit版しか探せなかったので64bit版Vistaでは未確認です。メニューが英語表示になるトラブルもそのまま再現してしまっています。

　これをさらに削除して再インストールできるのかどうか、恐ろしくて試すことはできなかったので未確認です。

最後にひとこと

　VistaではIE9が英語表示になってしまっている場合、リカバリーすれば解決しますが、こんな事のためにVistaをリカバリーするのは…しかしIE8から上げられない…という困った場合にIE9に戻せるワンチャンスありますよ、という内容でした。