マイクロソフトのOutlook.comメール（旧Hotmail）にプロバイダーやドメインメールのPOPアカウントのメールを取り込んで利用できる機能が、2024年7月をもってサービスを終了していたようです。
スマートフォンのOutlookアプリや、PCのWEBブラウザーでOutlook.comメールにサインインして複数アカウントのメールを一元管理していた方は、7月以降に新規受信メールが届かなくなっているかもしれません。当方にもお問い合わせがありました。
最初はセキュリティ強化などで設定が変わったのかなと思いましたが、サービス自体が終了しているのなら別の方法やサービスを検討する対処方法しかないでしょう。
他のアカウントの取り込み機能が終了
いちおう3年くらい経過措置を経て、ついに先月に完全に機能がなくなったようです。利用者が少なかったからか、アナウンスも控えめだったのか、現在ではマイクロソフトの対処方法のページしか見当たりませんでした。
WEBブラウザーでOutlook.comメールにサインインして設定項目を確認してみると、以前はあった「他のアカウントの取り込み」を設定するところが無くなっています。
転送設定という対処方法にしました
お問い合わせがあったお客様への対処方法ですが、いままで通りPCではWEBブラウザーのOutlook.comサイトを開く、スマートフォンではOutlookアプリを開いてメールをチェックしたいというご要望をかなえるには、メールアカウント提供元にあるメール転送設定で届いたメールをすべてOutlook.com（Hotmail）アドレスに転送する設定を入れる対処方法となりました。
マイクロソフトが取り込むサービスを終了したのなら、元の方から転送すればいいじゃないという逆転の発想の対処方法です。これなら使い勝手も変わらず使い続けられると思います。
その他の対処方法
グーグルのGmailでしたら、今でも別のアカウントを取り込むサービスがあります。むしろこっちのほうが利用者多数でスタンダードではないでしょうか。ただし、Gmailのユーザーインターフェースがどうしても馴染めないという方も多いです。
PCやスマートフォンでもメーラーの選択肢はたくさんあり、WindowsではOutlookメール（New）というマイクロソフト推奨の新しいメールも出ています。（まだまだ人柱覚悟で利用となりますが…）それら個別にメールアカウント設定を入れて使えばいいじゃないという話ですが、端末を買い替えるたびにメールアカウントをひとつずつ設定するのは面倒というデメリットが大きいです。