富士通ESPRIMO WF2/Jの分解手順とCPUファン交換

2022/02/19[公開]

FMV-WF2J

 ESPRIMOデスクトップ WF2/J(型番:FMVWJF2BDM)のCPUファンから異音がするというPCです。ついにはファンの回転が止まって静かに戻ったのはよいですが、すぐに高温センサーが働き数分で電源が強制遮断される状態になったようです。

 2012年モデルなので、富士通の修理サポート終了機種です。似た機種の交換実績の当ブログ記事を見てご依頼いただきました。ありがとうございます。

スポンサーリンク

分解手順

 この機種はスタンド部分を先に取り外します。ここがパズル的ロジックになっているので、この部分だけわかれば後はそれほど難しくありません。

 まずは筐体をうつ伏せにして、スタンド裏の「OPEN」と刻印されているネジを1本はずします。

ネジを1本外す
ネジを1本外す

 スタンドの支柱部分をスライドさせて上に持ち上げるとパカッとカバーが外れます。

スライドさせて外す
スライドさせて外す

 スタンド部分が固定されている下画像の4本のネジを外して、スタンドを本体から取り外します。

ネジ4本を外してスタンドを外す
ネジ4本を外してスタンドを外す

 スタンドが外れて作業がしやすくなりました。ネジを1本外してメモリー交換用のカバーを外します。あと、B-CASカードやSDカードが入っていたら、それも外しておきます。

ネジを1本はずしてメモリーのカバーを外す
ネジを1本はずしてメモリーのカバーを外す

 見えているネジ7本を外します。メモリーのカバーを外したところに2本あるのを忘れないように外してください。

ネジ7本を外す
ネジ7本を外す

 裏カバー全体を開腹ツールを使い開けていきます。スピーカーの丸い筒状のところが黒い部分で真っ二つに分かれます。

裏カバーを取り外す
裏カバーを取り外す

 これで基板が見えてCPUファンも見えました。HDDを換装する場合は、もう少しネジを外していきますが、今回はファンだけなので分解はここまでです。

CPUファンが見えました
CPUファンが見えました

 搭載されていたCPUファンの型番はKDB05105HBです。ネジ2本で固定されています。

 アマゾンで互換パーツが販売されています。

作業完了

 以上でCPUファンの交換作業ができました。ファンの音が静かになり、その後しばらく使用して電源が落ちないのを確認していただきました。

 10年経過したPCですが、愛着のある機種をWindows10のサポート終了までの2025年までご利用いただけたら良いですね。

スポンサーリンク

“富士通ESPRIMO WF2/Jの分解手順とCPUファン交換” への2件の返信

  1. 今般修理をお願いした小野と申します。
    この機種は2013年1月購入のようでWin8からWin10にupして10年あまり使ってきたものですが,1月下旬ごろから「パソコンのCPUファンが正しく動作していません」「今すぐシャットダウンして弊社修理窓口までご連絡ください」が出るようになり,PCの裏に冬場は使わないクリップ扇風機を突っ込んで,これで冷却?しながら,短時間運転をしてきたのものです。FMV修理窓口に連絡しても「保守部品の保有期間を過ぎているので,新しい機種にお買い換えください」と言われるままでした。10年選手ですから買い替えがいいのですが,新しいPCをすべてのソフトを入れ替えてセットアップするのは喜寿の身にはいささか荷が重く躊躇していました。その時,このサイトで「FMVのファン交換」
    >ESPRIMO FH55/CDのSSD換装とファン交換のための分解手順
    https://ikt-s.com/esprimo-fh55cd-ssd/
    を見てすぐに,自分でやろうと,交換ファンをアマゾンで購入して,10年下ろしたことが無かった棚机から腰を痛めながら下ろしたのですが,ESPRIMO WF2/Jの裏面は上記ESPRIMO FH55/CDとは全く違う顔をしていて,ダメだと諦め,すぐに2月12日(土) 17:22にサイトから「問い合わせ」としたところ,翌日の8:00に返信があり,「修理可能」ということになりました。実に,その翌日の2/14に来宅して修理していただけることになり,当日,自宅でお待ちしているだけで,来宅していただいて,ものの30~40分で「修理完了」となりました。その後も,何の問題もなく稼動しています。ありがとうございました。
    なお,修理の詳細など,お聞きになりたいことがありましたら,私にご連絡ください(アドレスは生田様に預けてあります)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Amazon プライム対象