NECの一体型デスクトップ VALUESTAR NシリーズVN770/CS6B(型番:PC-VN770CS6B)の内蔵HDDをSSDに換装してきました。プリインストールOSはWindows 7でしたが、すでにWindows10にアップグレード済みでした。
2010年秋モデルですが、SSD化でWindows10でもまだまだ普通に使えるパソコンになりました。
分解手順
筐体裏から見えているネジを全部外すと、裏カバー全体を外せます。
まずは、下画像にあるスタンドの角度を付けるプラスチックのパーツを外します。これを外すことによって、スタンドが筐体と水平になるまで倒すことができるようになり、その下にあるネジが外し易くなります。
裏側から見えるネジ(13本)をすべて外します。
メモリーとB-CASカードのフタを外します。
メモリーのフタを外したところを掴んで、裏のカバー全体を持ち上げるのが外し易いです。
上のほうから持ち上げて、足の部分のほうが固めにはまっているで少し力強く引っ張り上げると裏カバー全体を取り外せました。
HDDの周りの3本のネジを外し、コネクターを外すとHDDを取り出せます。
HDDはWDブルーのWD500AAKXが入っていました。脇のネジ4本を外すとケースからHDDを取り出せました。
用意したSSD
換装用のSSDはCrucialの500GBにしました。2.5インチを3.5インチに変換するアダプターは、コネクター位置が3.5インチHDDと同じになるタイプのアダプターが必要です。
ORICO 2.5 → 3.5変換 2.5インチ HDD / SSD 変換マウンタ SATAインターフェース内蔵 HDDケース 3.5インチ 変換ブラケット ネジ付き ブラック 1125SS
クローンディスクを作成
今回は、すでにWindows10にアップグレードしていてWindows自体に不具合は無く、動作速度のアップだけが目的なので、HDDをまるまるSSDにクローンディスクを作成することにしました。
マスターHDDをUSB2.0で外付け、SSDはSATA2.0内蔵、フリーソフトTodo BackupのUSBブータブルメディアでクローン、HDDの使用データ量は150GBくらいでクローン時間は1時間11分でした。
一般的なHDDが内蔵、USBにつなげたSSDにクローンするより多少待ち時間が短いはずです。訪問サポートなので少しの時短も重要です。
Todo Backupのブータブルメディアを作成する方法は過去記事で紹介しています。
作業完了
以上で2010年秋もモデルのVN770/CS6BをSSDに換装できました。
PCのスペックがSATA2.0なので、SATA3.0対応SSDの性能をフルに発揮できませんが、体感的な動作スピードの改善は相当なものです。意外と、このくらい古いPCのほうがお客様の感動は大きかったりします。
テレビ機能はWindows Media CenterタイプなのでWindows10では使えませんが、パソコンとしては2020年1月以降も壊れるまで使っていただけるようになりました。