PanasonicのレッツノートCF-QV8シリーズ(2018年モデル 詳細な型番は不明)のSSDを4TBに換装してクローンディスクにする作業のご依頼をいただきました。
メモリー増設もご希望されていらっしゃいましたが、CF-QV8はメモリー直付けで増設用スロット無しのためメモリー増設不可の機種となります。今回は、SSDだけ大容量化ご希望となりました。
用意したSSD
用意したSSDは Crucial(クルーシャル) P3 4TBにしました。CF-QV8側がPCIe3.0 M.2 (Gen3 第三世代)でヒートシンクを付けるスペースの余裕がないため、片面実装タイプで性能と発熱のバランスのよさそうなコチラにしました。
Crucial(クルーシャル) P3 4TB 3D NAND NVMe PCIe3.0 M.2 SSD 最大3500MB/秒 CT4000P3SSD8JP メーカー5年保証 国内正規代理店品
NVMe SSDをUSB外付けにするケースがあれば、このあとのクローン作業が捗ります。外付けHDDでバックアップ⇒復元で代用可能ですが2度手間ですし、作業後に取り外したSSDを入れて活用もできます。(下記はNVMe/SATA両用のタイプです。)
クローンディスクにする
クローンにするソフトはMacrium Reflect8ホームを利用しました。30日トライアル版を申し込めば換装作業までトライアル中に完了できるでしょう。気に入れば定期バックアップ機能などは正式版にしてご利用してもいいと思います。
封印シールを剥がす必要あり
最初に注意点ですが、バッテリーを外したところに封印シールがあり、筐体を開ける際には封印シールを剥がさないとSSDの換装は行えません。開封したことにより場合によってはメーカー保証が受けられなくなる可能性があります。
今回は、すでにメーカー保証期限も過ぎているのであまり心配する必要はないですが、CF-QVシリーズは現行製品もあるのでご注意ください。
分解手順
まず裏返しにして、バッテリーを外した状態から、見えるネジ(19本)を外します。
- ネジは太さの違うもの、色(黒)が違うものが混在しているので、どこのネジか外したネジの位置がわかるように保管したほうがいいです。
- 中央のネジはゴム足の下に隠されています。(今回はゴム足は最初から無かった)
- バッテリー脇の左右2本はゴムのフタを開けたところに隠れています。
ネジが外れたら裏カバー全体を外します。トラックパッドの黒いカバーも一緒に持ち上げつつ、ちょっと曲げると外れます。
カバーを外したところです。NVMe SSDが見えました。経緯はわかりませんが、すでに一度市販品の500GBに換装されているようです。
今回の4TB SSDに換装できました。
あとは、元の通りにカバーを戻して換装作業は完了です。
作業完了
最後に電源を入れて、いままで通り起動することを確認して作業完了です。
Cドライブの空き容量が十分すぎる状態になりました。
CrystalDiskMarkのテスト結果では、PCIe3.0×4のスペック通りの結果が出ています。
CrystalDiskInfoで上記テスト後の温度を見てみましたが、とりあえず安心の温度です。