いままでウイルスバスタークラウドを利用していて期限が切れそうになった場合、店頭で売っているウイルスバスタークラウドのパッケージ版のライセンスキーで延長ができていたと思っていましたが、最近は簡単には延長できなくなったようです。
3年版が普及しだして3年目
それまでセキュリティソフトは一年更新が普通だった時代に、3年版という超ロング期間のパッケージ版が普及しだしたのが3年前くらいからです。Microsoft Security Essentialsという無料セキュリティの怪物に対抗した3年版ということだったのでしょうが、新規パソコンと一緒に売りやすかったという理由からか結構売れ筋商品になったというイメージです。
インストールした当時は永遠と思えた3年版も、2015年になって続々と期限切れが近づいています。そんな時にパッケージ版のウイルスバスターを買ってきて延長しようとすると、2015年現在困った状況になる可能性があるという話です。
自動延長サービスが有効になっているかもしれません
自分のパソコンなら、どういう契約になっているか把握していると思いますが、人のパソコンでウイルスバスター買ってきたから延長してと頼まれた場合はよく注意して見てあげてください。
最新のバージョンでライセンス契約を確認する画面を出しますと、「お客様の契約は、有効期限の一週間前に更新されます。」と出ている場合は、ウイルスバスターの自動延長契約が有効になっています。これはクレジットカードが登録されており、有効期限の一週間前に自動で延長される契約になっているのです。
自動延長契約に移行させたいトレンドマイクロ
ウイルスバスターのソフトベンダーであるトレンドマイクロとしては、自動延長契約に移行するのを推奨していますから、メールや郵送やパソコン画面にといろいろな方法を使って自動延長契約に移行するよう勧めています。パソコンに詳しくない方の場合、勧められるまま契約している場合も多いのです。
一方で販売店や知り合いの方にウイルスバスターの期限が切れそうだと相談すると、再度パッケージ版の購入を勧められるまま買ってくることも十分考えられます。
簡単にシリアル番号で延長できなくなりました
以前は、ウイルスバスターの画面を開くと、延長ボタンというのがあり、そこからパッケージ版のシリアル番号を入力して有効期限を延長することができましたが、現状では「シリアル番号の変更」ボタンしかありません。そこでパッケージ版のシリアルを入力すると、そのシリアルの有効期限の契約に切り替わってしまいます。
オンラインでログインすると有効期限が別々のライセンスが2つ出来上がっているのが確認できます。同じPCで使いたい場合は、重複している期間が無駄になってしまいます。もったいないですね。それだけで済めばまだいいのですが、
要注意点は、利用しなくなった方の契約が自動延長になっていると、使ってもいない料金がクレジットカードに請求されるようになってしまう可能性が出てくることです。
ウイルスバスターの場合はここで自動延長契約を簡単に停止することができます。
パッケージ版のシリアル番号で延長する方法
こんな状況になってしまっても、重複する期間を無駄にせずに期間を延長させることが出来ます。
ウイルスバスターサポートセンターに電話を掛けて依頼しましょう。処理に数日かかりますが、購入したライセンス分の期間を無駄なく合算してもらえます。
最後にひとこと
ウイルスバスターは他のセキュリティソフトと比べても初心者向きと思います。自動延長の停止方法や、サポートセンターの対応など親切設計で安心しておすすめできます。