VAIO SX14ノートパソコン(2020秋冬カスタマイズモデルVJS1431)の購入時セットアップのご依頼を頂きました。訳あってVAIOの購入時状態に戻すではなく、素のWindows10(バージョン21H1)でクリーンインストールしましたが、ドライバーだけじゃなく「VAIOの設定」アプリまで自動で戻ってリカバリーメディアが要らずで簡単でした。
英⇒日キーボードに変更した際のレアトラブル
なぜ購入後すぐにWindowsを入れ直したか説明します。
VAIOのカスタマイズモデルですが、間違えて英語キーボードのオプションを選択してしまったお客様です。ローマ字入力とカナ入力で英語キーボードと日本語キーボードを選ぶものだと勘違いして注文してしまったようです。その後VAIOに事情を説明して、日本語キーボードにパネル交換をしてもらったという珍しい状況でした。
それで日本語キーボードで日本語Windowsの初期セットアップで日本語IMEを選んでいるにもかかわらず、なぜかWindowsが英語キーの認識になってしまうというトラブルです。半角全角キーでひらがな「あ」と半角入力「A」を切り替えようとしても「’」チルダが入力されたり、@や#などの記号の場所が英語キーの位置になっててとても使いにくいです。
デバイスマネージャーで「PC/ATエンハンスPS/2キーボード(101/102キー)」のドライバーを削除して再認識させても改善せず。VAIOの購入時状態に戻しても再び英語キー配列で認識されます。以前記事にしました強引に日本語キーボードに変える方法も通用しませんでした。お手上げです。

バージョン21H1でクリーンインストールしてみる
仕方ないので、マイクロソフトサイトで作成したWindows10バージョン21H1のインストールUSBメディアを使い、内蔵SSDの中を全消去してWindows10を新規インストールしてみました。
そうすると、今度はちゃんと日本語キーボード配列になってくれました。 デバイスマネージャーでも同じ「PC/ATエンハンスPS/2キーボード(101/102キー)」の認識なので、一体どういうことだったのでしょうか?まあ、直ったのでヨシとしますか。
ドライバーも自動ですべて入る
クリーンインストール後インターネットにつないで、最初のWindowsアップデートが終わった状態でデバイスマネージャーを見ると、ドライバーはすべて入った状態でした。簡単でよかったです。

ストアアプリである「VAIOの設定」アプリも自動でインストールされていました。カスタマイズモデルVAIOの付属ソフトはこの「VAIOの設定」くらいなので(Microsoft Officeを除けば)リカバリーメディアを作っておく必要もないくらいクリーンインストールで十分かもしれません。

もしかしたら上画像の「入力デバイス」が気になります。当日はここは未確認でしたが、もしかしたら「VAIOの設定」アプリでキーボード配列の設定項目があったのかもしれません?(未確認)
とりあえずMicrosoft Officeのプロダクトキーを使ってOfficeアプリをインストールしてほぼ購入時状態に戻せました。あとはVAIOの壁紙が無いくらいです。これもMicrosoftアカウントで同期していれば壁紙も戻っていたでしょう。
ということで、ここからようやく本来の購入時の初期セットアップ作業に取り掛かることができました。