VAIOノート2021年10月モデルのSX12(型番:VJS1248)のSSDを1TBに換装してクローンする作業のご依頼をいただきました。Windows11搭載モデルです。
用意した部材
SSDは1TBのこちらです。SX12は購入時カスタムオプションで第四世代ハイスピードSSDが選べましたが、今回はスタンダードSSDのモデルということで、換装用も低発熱と安定性を重視してSN570にしました。大容量化の際にはチップが片面実装であるSSDから選ぶ必要があります。SN570は2TBでも片面実装なので安心です。
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ディスクをクローンする際に、NVMe SSDをUSB外付けにするアダプターがあると作業が捗ります。外付けHDDで代用できますが2度手間ですし、ケースタイプにすれば取り外したSSDを入れて使えば外付け高速ディスクとして活用できます。
クローン作業
先に換装用SSDを外付けにしてクローン作業を行いました。クローンソフトはいつものReflect 8 Free版をお客様アドレスで登録していただき利用しています。詳しいクローン手順は別記事で紹介しています。
分解して換装手順
この機種はSSDにアクセスする難易度は中程度です。
まずは裏側にして見えるネジをすべて外します。
通常の使用する向きに変え、キーボード側の前面パネル全体を外していきます。タッチパッド側の角あたりに開腹ツールを入れていくと開けやすいでしょう。
前面パネルを持ち上げる際、コネクターがつながっているので慎重に持ち上げます。コネクターがつながっている反対側(SSD側)からストッパーを90度縦に持ち上げるとコネクターケーブルが外れます。これで全面パネルを完全に分離することができます。
上の画像ではわかりづらいので、キーボードコネクターを外した画像も上げておきます。SSD側からストッパーを90度持ち上がっているのがわかるでしょうか。
万が一の不意の通電を避けるために、バッテリーのコネクターを外しておいたほうが安全です。
SSDを止めているM2ネジを外してSSDを入れ替えます。搭載されていたSSDはサムスンの市販品ではないMZVL2512HCJQでした。
SSDをSN570に換装した状態(今回は基板全体を撮り忘れていました)
あとは分解した逆順に元に戻して換装作業が完了しました。
電源を入れて、Windows11が以前の通り起動すれば作業完了でした。