フレッツ光コラボレーション回線を契約して、終端装置として、ひかり電話ルーターRV-S340SEが設置された場合の話です。最初はルーター機能が無効になっていますが、ルーター初期化をするとルーター機能が復活します。ひかり電話オプションを申し込んでいる場合に限り、ルーターとして利用できそうです。
ただし、コラボ事業者のマニュアルにはこの接続方法は載っていないし、サポート対象外の設定方法であることを肝に銘じておく必要があります。
光コラボ契約も始まったばかりのため、サービス内容についてはまだまだ変更される可能性が高いです。また、ひかり電話ルーターの種類も多数存在しているため、型番やファームウェアバージョンにより状況は変わってくる可能性があります。
ひかり電話オプション必須
ここが注意点ですが、ひかり電話オプションを申し込んでいない場合、これから説明する方法でルーター機能を復活させても、数十分以内にルーター機能がOFFになり、初期状態ランプが橙色(オレンジ色)に戻ってしまう可能性が高いです。
ひかり電話オプション未契約時ついては、過去記事をご覧ください。
初期化でルーター機能復活
今回のRV-S340SEを工場出荷時にリセット(初期化)する方法は、裏のリセットスイッチをクリップの先のような細いモノで押しながら、電源コードを抜き差しして電源を入れ直します。しばらく(一分くらい)スイッチを押しっぱなしにしていると、初期化された状態になります。
詳しいやり方は、@nifty会員サポートのページがわかりやすいです。
インターネット接続設定をする
初期化後はルーター機能が有効になっているので、ブラウザーで192.168.1.1を開き、PPPoE設定をすればルーターを使ったインターネット接続設定ができます。
初期化しない方がいいケース
別途、無線ルーターや有線ルーターを用意している場合は、ひかり電話ルーターの初期化はしない方が良いでしょう。初期化してしまうと、2重ルーター状態になってしまうので、外部と通信するネットワークカメラなど利用する場合、設定が面倒になります。
そうでなくても、別途ルーターがある場合は、ひかり電話機器のルーター機能が無効になっていたほうがスッキリして都合が良さそうです。
しかも、一度初期化してしまうと、元のルーター無効状態に戻す方法は不明です。ひかり電話オプションを解約するか、機器を交換するしかないかもしれません。
PCのPPPoE機能は使いたくない
もちろん、こんな手順を踏まなくても、パソコン側のPPPoE機能を使って接続設定をすればルーター機能が無くてもインターネットの利用は可能です。コラボ事業者のPC1台の場合のマニュアル通りに設定すれば良いのです。
例としてソネット光コラボでのwindows10でのPPPoE接続方法はコチラ
わりと不安定
正直なところwindowsのPPPoE機能はあまり使いたくないと、私個人的に思うのです。機能的にはwindowsに搭載されている機能ですが、ルーター利用前提な現状、ほんとに機能として残されているだけという感じです。
LANドライバーも自動更新される最新OSでは、急につながらなくなったりしても不思議ではありません。さらにIE10以降、ブラウザーとの連動接続機能も切られています。
さらに今ならwindows10にアップグレードしたり、元のOSに戻したりすると、つながらなくなる可能性がかなり高いです。
フレッツ接続ツールは提供終了
フレッツ回線の接続ツールとして長年愛用されていた、「フレッツ接続ツール」は2015年7月くらいに提供終了となり、現在ではNTTのサイトからダウンロードはできなくなっています。PC側でPPPoE接続するのはセキュリティ面から考えても縮小していく運命でしょう。
別途ルーターを用意したい
長々と書きましたが、やはりPC1台でも別途ルーターを用意したほうが良いでしょう。いまどきスマホやタブレッドでWi-Fi必須の方なら無線ルーターを用意するので問題ないでしょう。それでもマンションの配線ボックス内のスペース問題などから、どうしてもひかり電話機器のルーター機能を使いたい場合もあると思います。