2015年夏モデルの東芝ノート Dynabook T75/RG(型番:PT75RGP-HHA)のHDDをSSDに換装、メモリーを最大の16GBに増設する作業のご依頼をいただきました。
用意したSSDとメモリー
SSDは960GBのキオクシアです。SSDの流通部品が少な目ないまコスパが一番良い国産SSDです。
キオクシア KIOXIA 内蔵 SSD 960GB 2.5インチ 7mm SATA 国産BiCS FLASH TLC 搭載 3年保証 EXCERIA SSD-CK960S/N 【国内正規代理店品】
¥9,480メモリーは標準PC3L-12800 8GB1枚に増設で8GBで16GBに増設しました。
シリコンパワー ノートPC用メモリ 1.35V (低電圧) DDR3L 1600 PC3L-12800 8GB×1枚 204Pin Mac 対応 SP008GLSTU160N02
¥1,790事前にクローン作業を行っています。クローンソフトはReflect 8を利用しました。
分解手順
裏返しにして、下図矢印の3か所のネジを外し(メモリーの一か所はゆるめるだけ)、メモリーカバーとバッテリーを外します。
![メモリカバーとバッテリーを外す](https://ikt-s.com/wp-content/uploads/2022/04/PT75RG-1.jpg)
裏側から見える残りの10本のネジを外します。
![ネジを10本外します](https://ikt-s.com/wp-content/uploads/2022/04/PT75RG-2.jpg)
ネジを外したことにより、DVDドライブを引き抜いて外します。
![引き抜きます](https://ikt-s.com/wp-content/uploads/2022/04/PT75RG-3.jpg)
裏のカバー全体を開けて外します。液晶のヒンジ側の角からフロントに向けて開腹ツールなどで開けていきます。慣れている人なら素手でもいけるくらいの力加減で開けられました。
![裏のカバーを外します](https://ikt-s.com/wp-content/uploads/2022/04/PT75RG-4.jpg)
カバーを開けた状態です。HDDが見えてきました。
![カバーを開けたところ](https://ikt-s.com/wp-content/uploads/2022/04/PT75RG-5.jpg)
HDDはゴムのマウンターで挟まっているだけなので、斜めに持ち上げてコネクターを外して取り外します。搭載されていたHDDは東芝MQ01ABD100でした。
HDDをSSDと交換してすべて元に戻せば換装作業は完了です。
CR2032内蔵電池なし?
換装作業後に電源を入れると、最初に日時のエラーが出てBIOS画面が開きます。
内蔵電池が切れてたのかなと思って、CR2032電池を交換しようと思ってもう一度開いてみたら電池があるはずの基盤部分が無かったです。
![内蔵電池が無いタイプ?](https://ikt-s.com/wp-content/uploads/2022/04/PXL_20220422_155010325.jpg)
基盤の裏側まで見たわけではないので断言できませんが、2015年ごろバッテリーが簡単に取り外せない機種が増えたころに、内蔵電池が無いノートPCが出たという情報を見た記憶があります。うる覚えですが。
バッテリーを外す度に日時の調整をしないとWindowsが起動しません。
![初回は日時の調整が必要](https://ikt-s.com/wp-content/uploads/2022/04/PXL_20220422_155633440.jpg)
以上でHDDをSSDに換装する作業は完了しました。
アイキャッチ画像で出ているようにWindows8.1のままご利用で、Windows10にアップグレードしたのですがなかなか成功しなくて苦労した顛末は長くなるので次回記事にしたいと思います。