富士通LIFEBOOK AH53/E2(型番:FMVA53E2W)のWindows10 HomeエディションのノートPCを、購入時構成のPCIe SSD 512GBから1TBに大容量化&高速化のご依頼をいただきました。
以前ご紹介したNECノート(過去記事)のときに、ご依頼いただいたお客様からリピート作業をいただきました。ありがとうございます。
用意した部材
今回のノートPCに対応しているM.2 2280 PCIe3.0×4 NVMeのSSDで、リードライトが両方とも3000MB/sのAddlink製のこちらを再度用意しました。前回のノートでも利用した同じ製品です。高速タイプなのに平常時の温度が20~30℃で安定している実績があるので、お客様から指定がありました。
addlink S70 Lite 台湾製 1TB PCIe Gen3.0x4(転送速度3,200MB/秒) NVMe M.2 2280 内蔵SSD 低消費電力・耐振動・耐衝撃性 メーカー5年保証
¥8,850熱を逃がしやすくするヒートシンクを付けられるなら取付ご希望でした。
親和産業 長尾製作所 M.2 SSD用ヒートシンクカバーSS-M2S-HS02
¥1,364SSDを丸ごとクローンにして複製ご希望でしたので、こちらのNVMe SSDを外付けUSBにする外付けケースを利用しました。
M.2 NVME USB C デュアル HDMI 変換 アダプタ2-IN-1 TypeC Dual hdmi 拡張 4K@60Hzマルチhdmi ディスプレイ複数画面出力 hdmi 2画面
換装手順
この機種は、メモリーとSSDにアクセスするための分解手順は簡単です。
裏側のネジを1本外して下画像の点線部分のフタを外します。
これでメモリーとSSDにアクセスできますが、安全のためバッテリーを外してから作業します。
下画像の矢印のスイッチをスライドさせてロックを解除すると、バッテリーを取り外せます。
これでSSDにアクセスする準備ができました。
M.2 SSDを止めているネジを一本外してSSDを取り外します。購入時搭載のSSD 512GBは、WDのPC-SN520でした。
M.2スロットはM Keyタイプのコネクターでした。
ヒートシンクを取り付けた状態で、1TBのSSDに換装できました。
以上でフタを元に戻して、SSDの換装作業は完了です。
クローン作業
元のSSDから丸ごとクローンディスクにするのをご希望でしたので、TodoBackupでクローン作業を行いました。USB3.0で外付けした元のSSDから、データ総量100GBのクローン待ち時間は15分でした。
TodoBackupのブータブルディスクでサイズ違いのSSDにクローンする方法は過去記事をご覧ください。
細かいことですがUEFIのPCで、クローンした直後のディスクでは回復メニューの詳細項目が一部出てこないため、reagentcコマンドで回復パーティションを指定しなおす作業をしておけば完璧です。
作業完了
以上で、SSDを1TBに換装してクローニング作業が完了しました。
CrystalDiskMarkでリードとライトともに3000MB/s以上の速度が出ていました。CrystalDiskIndoで平常時の温度を測ると28℃でした。狙い通りの数値になりました。