富士通LIFEBOOK AH53/E2のNVMe SSDを換装して大容量&高速化

2020/11/30[公開]

fmvah53

 富士通LIFEBOOK AH53/E2(型番:FMVA53E2W)のWindows10 HomeエディションのノートPCを、購入時構成のPCIe SSD 512GBから1TBに大容量化&高速化のご依頼をいただきました。

 以前ご紹介したNECノート(過去記事)のときに、ご依頼いただいたお客様からリピート作業をいただきました。ありがとうございます。

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用意した部材

 今回のノートPCに対応しているM.2 2280 PCIe3.0×4 NVMeのSSDで、リードライトが両方とも3000MB/sのAddlink製のこちらを再度用意しました。前回のノートでも利用した同じ製品です。高速タイプなのに平常時の温度が20~30℃で安定している実績があるので、お客様から指定がありました。

 熱を逃がしやすくするヒートシンクを付けられるなら取付ご希望でした。

 SSDを丸ごとクローンにして複製ご希望でしたので、こちらのNVMe SSDを外付けUSBにする外付けケースを利用しました。

換装手順

 この機種は、メモリーとSSDにアクセスするための分解手順は簡単です。

 裏側のネジを1本外して下画像の点線部分のフタを外します。

ネジを一本外してフタを開ける
ネジを一本外してフタを開ける

 これでメモリーとSSDにアクセスできますが、安全のためバッテリーを外してから作業します。

 下画像の矢印のスイッチをスライドさせてロックを解除すると、バッテリーを取り外せます。

バッテリーを外します
バッテリーを外します

 これでSSDにアクセスする準備ができました。

これで換装作業に取り掛かれます
これで換装作業に取り掛かれます

 M.2 SSDを止めているネジを一本外してSSDを取り外します。購入時搭載のSSD 512GBは、WDのPC-SN520でした。

ネジを一本はずして取り外します
ネジを一本はずして取り外します

 M.2スロットはM Keyタイプのコネクターでした。

M Keyのスロット
M Keyのスロット

ヒートシンクを取り付けた状態で、1TBのSSDに換装できました。

ヒートシンクも取付できました。
ヒートシンクも取付できました。

 以上でフタを元に戻して、SSDの換装作業は完了です。

クローン作業

 元のSSDから丸ごとクローンディスクにするのをご希望でしたので、TodoBackupでクローン作業を行いました。USB3.0で外付けした元のSSDから、データ総量100GBのクローン待ち時間は15分でした。

 TodoBackupのブータブルディスクでサイズ違いのSSDにクローンする方法は過去記事をご覧ください。

 細かいことですがUEFIのPCで、クローンした直後のディスクでは回復メニューの詳細項目が一部出てこないため、reagentcコマンドで回復パーティションを指定しなおす作業をしておけば完璧です。

作業完了

 以上で、SSDを1TBに換装してクローニング作業が完了しました。

 CrystalDiskMarkでリードとライトともに3000MB/s以上の速度が出ていました。CrystalDiskIndoで平常時の温度を測ると28℃でした。狙い通りの数値になりました。

CrystalDiskMark7.0.0のテスト結果
CrystalDiskMark7.0.0のテスト結果
CrystalDiskInfo8.8.9で温度をみる
CrystalDiskInfo8.8.9で温度をみる

 

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