DELLノート Inspiron 15 N5050のSSD化とWindwos10アップグレード

2019/10/30[公開] 2019/10/31[最終更新]

N5050

 DELLのWindows7プリインストールノートPCである Inspiron 15 N5050 のHDDをSSDに換装してWindows10をクリーンインストールする作業を実施しました。

 2012年購入のパソコンですが、Windows7のサポート終了期限にとらわれず愛着のあるPCを使い続けることができるようになっていただきました。

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用意したSSD

 今回用意したSSDはSamsungの500GB 860EVOです。AmazonはSSDの価格が頻繁に上下するので、そのときお買い得な中から選んでいます。

 キーボードやカバーを外すには、プラスチック製の開腹・分解ツールを使うのをオススメします。作業もはかどりますし、筐体に傷をつけることなく済ませる可能性が高くなります。スマートフォン用のもので探すと種類が豊富です。

分解手順

 この機種は、キーボード側のパームレストのパネルを外してHDDにアクセスします。

 DELLは機種別のマニュアルが充実しているので、こちらのPDFマニュアルを見ながら作業すると各種パーツの交換手順が図解入りで詳しく説明が載っています。

 私も、このPDFマニュアルを見ながら作業をしています。

 このPDFマニュアルを一読している前提で、ざっくりとした分解手順をご紹介します。

 まずは筐体を裏側にして、バッテリーを外して、見えるネジ13本を外しておきます。

裏から見えるネジ13本外す
裏から見えるネジ13本外す

 筐体を表向きにして、キーボードを外します。キーボードの上側に少し見えているツメに開腹ツールを突っ込んで、少し浮かせた隙間に2本目のツールを挟んで、隣のツメを外していくとやり易いです。開腹ツールを2本以上使うのがコツです。

 キーボードを浮かせたら、裏のコネクターを外してキーボードを完全に取り外します。

キーボードを外す
キーボードを外す

 ネジ2本を外し、小さなコネクター2箇所を外します。

ネジ2本とコネクター2箇所を外す。
ネジ2本とコネクター2箇所を外す。

 これでパームレストは裏のツメで引っ掛かっているだけになりました。開腹ツールを隙間から突っ込んでパームレスト部分のパネルを外します。これでHDDにアクセスできるようになります。

HDDにアクセスできるようになりました。
HDDにアクセスできるようになりました。

 搭載されていたHDDはSeagate ST9600325AS(500GB)でした。これをSSDと入れ替えて元に戻していきます。

SSDに換装

 最初に外した裏の13本のネジのうち2本だけは裏からSSDを固定するネジなのですが、この2本だけは先に上画像の状態のときにネジ止めしておいた方が良いです。

 というのも、HDDが9mm厚でSSDが7mm厚になったことによりSSDを上から軽く押さえながらじゃないとネジが止まらないです。キーボードやパームレストを取り付けたあとに裏返してネジを止めようとしても隙間ができてネジが届かなかったです。

Windows10クリーンインストール

 今回のお客様はインターネットブラウザーしか使っていないので、Windows7の状態を引き継いでアップグレードする必要がないので、Windows10をクリーンインストールしました。

 2016年8月までの無償アップグレードキャンペーン対象だったPCです。当時無償アップグレードを実施したかどうか今となっては判断できないです。お客様の記憶が絶対ではないので。

 起動時F12でUSBのインストールメディアから起動して新規インストール。プロダクトキーの入力画面で筐体に付属しているWindows7のプロダクトキーを入れてライセンス認証されるなら、それはWindows10を使えるとマイクロソフトに認証されたPCという証拠です。

 Windows10にインストールメディアはこちらからダウンロードできます。

 今回もWindows10にアップグレード後インターネットに接続した状態でライセンス認証されていることを確認できました。Windows Update経由でドライバーもすべてばっちりインストールされました。

Biosは最終バージョンにアップ推奨

 Windows10にしてから、再起動をかけるとDELLのロゴのあと画面が真っ暗なままいつまで経っても表示されないという現象が発生しました。黒い画面からサインインのWindowsの青い画面に変わるところが真っ黒のままになっているようです。シャットダウンから起動では発生しないで再起動のときだけ発生します。

 これはBiosのバージョンをこの機種の最終バージョン(A05)にアップデートすることで解消しました。(元はA03バージョン)

 2012年のアップデートが最後なので最新バージョンではなく最終バージョンという言葉がぴったりです。Windows10にアップグレードするならBiosは最終バージョンにするのは必須作業でした。最初にやっておけという話でしたね。

CrystalDiskMark 6.0.2のテスト結果

 SATA3.0のSSD性能をフルに発揮できるPCです。Windows7のサポート期限終了によって強制的に買い替えるのではなく、ご自身が買い替えたくなったら最新PCにしてくださいということになりました。しばらくはこのPCで大丈夫そうです。

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