先日、2TBのSSDを4TBに換装してクローンディスクにする作業のご依頼をいただきました。USB3.0で接続してクローニング作業をしたら、待ち時間が5時間でした。
PC本体をお預かりしての作業だったので時間がかかっても問題なかったのですが、今後、こういう大容量のSSDに換装する作業をする際、出張訪問対応は難しそうだという作業例の内容です。
EndeavorデスクトップのSSD換装
作業したPCはEPSON Endeavorデスクトップ(型番:Pro9000-H)です。数年前に購入直後のセットアップで2TB NVMe SSDにする作業をしたPCです。
使用していて空き容量が半分を切ったので、2TBから4TBに換装となりました。今回はSSDはお客様でご用意されたWD_BLACK SN850Xです。第4世代 高速SSDですが、PC側が第3世代のためMAX速度までは出ませんが、在庫優先で即納のものから選んだそうです。4TBの流通は少な目なので、そのときあるもの優先ということですね。
ヒートシンクも一緒に用意されていました。
M.2 2280mm SSD両面ヒートシンク、PC / PS5用サーマルシリコンパッド付きM.2 PCIE NVMe SSD (黒)
クローニング5時間
クローンディスクの作成は、いつものReflect8を利用しました。詳しい使い方は過去記事にしていますので参考にしてください。
この機種はM.2スロットが一つしかありませんので、ターゲットディスクのSSDをUSB外付け変換アダプターでつなぎクローンしました。Cドライブのデータ使用量が約750GBで待ち時間は約5時間でした。
読み取りは5.8Gb/sと高速ですが、書き込みが325Mb/sとUSB接続がボトルネックとなり時間がかかりました。出張作業だったら一日では無理でしたね。
SSD換装作業
この機種はミドルタワーデスクトップですので、換装作業は簡単です。
側面のカバーを外したら、ドライバー不要で青いプラスチック部分のパーツをずらしてPCIスロットの固定をはずしてグラフィックボードを外すと、その下にM.2スロットのSSDが見えます。m2サイズのネジを外してSSDを入れ替えます。
作業完了
クローンディスクにした4TBに換装して、電源を入れて起動確認ができたら作業完了でした。今回は、クローニング作業に時間がかかった以外はスムーズに作業が進みました。
今後はテラバイト単位のSSDも普及していくと思いますので、クローン依頼の作業があったら、USBだと750GBで5時間というのが作業目安になりそうです。USB以外の接続方法も検討しておかないと一日で作業が終わらないこともあるかもしれません。ちなみに、いままでの最長クローン待ち時間は23時間です。