2019年8月の月例Windwosアップデートが第2火曜日(日本時間第2水曜日)に配信されています。
クライアントOS別にwindows7、8.1、10のセキュリティ更新プログラム情報を書き出しています。
Microsoft Updateカタログ
自動更新を利用せずに今月のセキュリティアップデートを手動でインストールする場合、ダウンロードはMicrosoft UpdateカタログからKB番号で検索してダウンロードできます。この記事でKB番号にリンクを入れているのは、このUpdateカタログのダウンロード先になっています。
今月の更新プログラムを探す場合は、「2019-08」で検索して製品(OS名)でソートするのが見つけやすいです。
Microsoft Updateカタログ
http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Home.aspx
Windows Release Information
新しいリリースヘルスダッシュボードが公開されています。Windowsの更新プログラムの既知の問題や解決済みの問題などが一覧で確認できるようになっています。
下記リンクを開くとバージョン1809のページが開きます。左サイドにその他のWindows10バージョンやWindows7と8.1(Previous version)のページのリンクがあります。
まだ英語ページしかないです。右クリック日本語翻訳機能が標準で付いているChromeブラウザーで見るのがオススメです。
Windows7 SP1
windows7では、DefenderとOfficeと悪意のあるソフトウェアの削除ツール(KB890830)の更新プログラムを除いて重要な更新プログラムとして、セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4512506)、SHA-2 コード署名をサポートするための更新プログラム (KB4474419) です。 .NET Framework 用セキュリティアップデートは今月は無いようです。
既知の問題のうちコンシューマーPCでも重要そうなのは、一部バージョンのSymantecまたはノートンのウイルス対策プログラムで互換性の問題があり、該当する場合はWindows Update経由の配信を止めているようです。該当するPCでは手動インストールもやめておいたほうがよさそうです。
累積更新プログラムをインストールする前に、サービス スタック更新プログラム (SSU) がインストールされていることが推奨されています。2019-03の更新プログラムなのですでにインストール済みになっているはずです。
- 2019-03 Windows 7 サービス スタック更新プログラム(KB4490628)
2019-04以降の品質ロールアップにはPciClearStaleCache.exeが含まれなくなったので、 2018年04月~2019年03月までの 品質ロールアップ のうち一つを先にインストールしておく必要があると詳細情報に載っていました。クリーンインストール時や久しぶりに更新する場合に注意が必要です。ネットワークアダプターの設定がリセットされるトラブルを防ぐことができます。
Windows 8.1
Windows8.1は、セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4512488)です。 .NET Framework 用セキュリティアップデート、Adobe Flash Playerの更新プログラムは無いようです。
- 2019-08 Windows 8.1 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4512488)
累積更新プログラムをインストールする前に、サービス スタック更新プログラム (SSU) がインストールされていることが推奨されています。2019-07の更新プログラムなのですでにインストール済みになっているはずです。
- 2019-07 Windows 8.1 サービス スタック更新プログラム(KB4504418)
Windows 10
Windows10は、バージョン毎に累積更新プログラムのKB番号が違います。最新バージョンから3世代分がサポートバージョンです。
(2019/09/02追記)8月末の時点で以下の更新プログラムに置き換わっています。
バージョン1809と1803には、こちらの更新プログラムも配信されています。
Office の更新プログラム
Microsoft Officeの更新プログラムは、こちらのマイクロソフトページで更新情報一覧が確認できます。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4514418/august-2019-updates-for-microsoft-office
Windows Updateが失敗を繰り返す場合
更新プログラムを効率よくインストールするなら、Windows Updateに任せてインストールするのが一番いいでしょう。同じ更新プログラムでも差分を計算してダウンロードデータを節約してインストールしてくれます。
とはいえ、Windows Updateに時間がかかっている場合や、パソコンが急激に遅くなって何も操作できないトラブルが発生している場合は、上記更新プログラムをダウンロードしてスタンドアロンインストールする方法があります。
Windows 10 /8.1
Windows 7
Windwos8.1以降で、Windows Updateが失敗するトラブルが解決しない場合、インプレースアップグレードを試す方法もあります。
まとめ記事更新
以上の内容をもとに、下記の更新プログラムの確認が終わらないのを改善するまとめ記事を更新予定です。
Server 2008の更新プログラム
サポート終了したVistaにWindows Server 2008の更新プログラムをインストールしてみる方法は、サポート外なので別記事にしています。(このあと更新予定です)
今月中に追加の更新プログラムがあれば、都度追記予定です。