2017年3月の月例Windwosアップデートが来ています。windows7は、毎月の更新プログラムを入れている場合は、待たされることは無いでしょう。Vistaは、やはり時間がかかっているでしょうか。先月の更新が延期された分、今月の更新プログラムは多めです。
Windows7 SP1
windows7は、日常で使用しているPCに3つ来ていました。更新プログラムを確認する時間はほとんどかかりませんでした。例によってロールアップパッケージで配信されています。
久しくwindowsアップデートをしていなかったという場合のみ、KB4012215を先入れで良いでしょう。
- 2017 年 3 月 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4012215)
- Windows 7 用更新プログラム (KB2952664)
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール – 2017 年 3 月 (KB890830)
Vista SP2
Vistaは、家では検証用のPCしかなく、常時クリーンインストール後の状態に戻しているので実機での確認はしていませんが、Tech Netの情報からVista用の更新をリストアップしました。先月の更新が延期になったので、更新プログラムの数は多めです。
- Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB3205715)
- Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB3214051)
- Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB3216916)
- Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB3217587)
- Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB3218362)
- Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB4011981)
- Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB4012373)
- Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB4012497)
- Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB4012583)
- Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB4012584)
- Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB4012598)
- Windows Vista 用 Internet Explorer 9 の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB4012204)
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール – 2017 年 3 月 (KB890830)
Office2007インストールPCでは、さらに2つ
- Microsoft Office Excel 2007 (KB3178676) のセキュリティ更新プログラム
- Microsoft Office Word 2007 (KB3178683) のセキュリティ更新プログラム
先入れ暫定パッケージ
更新プログラムの確認を劇的に遅くしているwin32k.sysを入れ替えるパッケージは、今月はMS17-018のKB4012497です。これは先入れ確定でしょう。
あとは、ここ数ヶ月の傾向から推測して、 Internet Explorer 9 の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB4012204)、Office2007を利用の場合KB3178676とKB3178683も先入れした方がよさそうです。
(2017/03/16追記)KB4012583も先入れに追加です。
最新情報はマイクロソフトTechNetで確認してください。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletins
パッケージは、Microsoft Update カタログからダウンロードできます。
置き換えパッケージ検証
(2017/03/16追記) ここからは、windowsをクリーンインストールやリカバリーした場合の先入れパッケージの置き換え検証です。結果だけ知りたい場合は、こちらのまとめ記事をご覧ください。
置き換え確定パッケージ
マイクロソフト情報で、置き換えパッケージとして情報が出ているものは確定です。今月は該当KBが結構あります。
■windows7
- KB3212646→KB4012215で置き換え
■Vista
- KB3204723→KB4012497で置き換え
- KB3203621→KB4012204で置き換え
■Office2007
- KB3128019→KB3178676で置き換え
- KB3128025→KB3178683で置き換え
合わせ技で置き換え
見落としやすいのが、複数パッケージの合わせ技で古いKBが置き換わるものです。今月はKB4012583とKB4012497の合わせ技でKB3191203を置き換えると推測できます。
実機でテストで5分
先にVistaをテストしました。VistaクリーンインストールからIE9をインストールした状態で、下記パッケージ先入れで更新プログラムの確認の時間です。
NEC VR970/MGでの実測結果です。(Windows Updateエージェントのバージョン7.6.7600.256)
確認時間 | 重要な更新 | オプション |
5分 | 213個 | 0個 |
Office2007インストールで17分
再度クリーンインストールから上記のKBに追加して、Office2007 SP3をインストールして、下記パッケージを先入れしたテスト結果です。
確認時間 | 重要な更新 | オプション |
17分 | 254個 | 5個 |
念のため確認
(2016/03/18追記) Vistaのサポート終了期限も迫ってますので、この先入れパッケージのどれもが本当に必要なのか、念のため確認してみました。入れ替え、入れ替えで来たのでもしかしたら不要なものがあるかもと疑念が湧いてきました。結果は、どれもひとつとして外せないということを確認できました。
3203859 | 3205638 | 4012497 | 4012583 | 確認時間 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 5分 |
〇 | 〇 | 〇 | 44分 | |
〇 | 〇 | 〇 | 60分終わらず | |
〇 | 〇 | 〇 | 60分終わらず |
windows7で実機テスト
windows7でもテストしてみました。結果、今月から「その1」の組み合わせを変えることにしました。
手順 | 3125574 | 3172605 | 4012215 | 確認時間 |
その1 | 〇 | 〇 | 11分 | |
その2 | 〇 | 9分 | ||
その3 | 〇 | 9分 | ||
全部入れ | 〇 | 〇 | 〇 | 9分 |
しばらく「その1」の組み合わせは変更なかったのですが、今回は「その1」だけ他より2分時間がかかる結果でした。誤差かと思って2回やり直してもこの結果でした。
たったの2分ですが、もともと「その1」の方針はロールアップパッケージを全部入れというものなので、今月から最新のロールアップパッケージを追加することにしました。実際に私が、windows7をリカバリーした後にはこの3つのパッケージを全部先入れをするので「その1」の内容を変更することにしました。
こんにちは。
いよいよビスタ最後のアップデートですかね?
先入れ2つとオフィス2つを入れてから更新の確認をしてみましたが、30分ほど待っても終わらないので、一覧にあるものをアップデートカタログからダウンロードして、1つずつインストールしています。
でもこれで最後の更新かと思うと、1つずつのインストールも気になりませんね。
さて次は、どのパソコン買うか考えないと、、、
リドイさん、いつもありがとうございます。
内容を追記しましたが、もう一つ先入れKBがありました。
来月の第二火曜日がサポート終了期限なので、もう一回最後に更新があるかもしれません。
vistaのサポート4月分もありますか?
今回で終わりでしょうか?
hikiiさん、コメントありがとうございます。
来月の第二火曜日がサポート終了期限なので、もう一回最終日に更新が配信される可能性があります。
ノートパソコンが32ビットなので、ずっとMicrosoft Office 2010(KB2553347) 64ビット版 の更新プログラムを非表示にしていたのですが、この3月のupdateで、うっかりダウンロード→インストールしてしまいました。
削除しようにも「インストールされた更新プログラム」に該当するKBがありません。
このまま入れ続けていても動作に不具合が生じないでしょうか。
追記です。
元々ノートパソコンにはMicrosoft Office 2007が入っていて、updateで先入れする際に、記載されていた2つのプログラムを入れました。
そして「プログラムのアンストールまたは変更」を見たら、Microsoft Office IME2010のプログラム(Japanese、最新語辞書、標準辞書、郵便番号辞書)を入れていました。
なおこさん、KB2553347の更新プログラムが来ているのなら入れても問題ないと思います。
私もよくわかりませんが、IME2010関連の何かでしょうか。
その後の具合です。
私のPCでは、KB3205715とKB4012373は「システムに適用していません」みたいなメッセージ出てインストール不要でした。それ以外を1つずつインストールし終わってからもう一度更新の確認したら、これに4時間ほど掛かって、さらにOffice関係で4つの更新ファイル(KB3127945,3141535,3178677,3178682)とSilverlightの更新ファイル1つ(KB4013867)が出てきました。なのでOffice関係の4つが遅くしていたみたいですが、ダウンロードも進まない感じだったので、アップデートカタログから持ってきてインストールしました。
これで、今月のインストールは全て完了しました。
今月もどうもお世話になりました。
先月に引き続き、今月もお世話になりました。VistaSP2ユーザーです。結構長くかかりましたが、無事、スタンドアロンで先入れ→ネットワークに繋いでアップデート、が完了しました。御礼申し上げます。
やはり買い替えかな…さん、報告ありがとうございます。
記事のテスト時間は、Vista SP2リカバリー直後からのテストなので、実稼働Vistaではもっと時間がかかると思います。
KB4012215及びKB2952664の中身をご存知ですか?
特に後者は絶対入れるべき物では無いと思います。
(オプション扱いを推奨に昇格しただけ)
理由は本職なら解りますよね?
KB4012215では無く、KB4012212/4012204で良いと思います。
約60MB要らない物が入っていると思って下さい。
品保のオジサンさん、KBの中身については当方は考慮していません。
windows updateで配信されるものを、全部トラブルなくインストールできるようにしたいのが目的です。
入れるべき、入れざるべきの判断は各自の判断でするものと考えます。
こんにちは。
いつも情報を掲載してくださり、ありがとうございます。
私はvistaを使用しておりますが、本日、更新プログラムの確認を
しましたところ、オプションとして、
「Windows Vista用の更新プログラム (KB3217877) 」
が出て参りました。
「Fre の ad()関数を使用すると、Windows Vista Service Pack 2
のパイプからデータを読み取り、ランタイム プログラム可能性が
あります行の間にライン フィード (LF) 文字を省略して破損してい
る出力が発生します」
という問題が修正されるというのですが、何のことやら分かりませ
ん。
このプログラムは、入れた方がいいのでしょうか?
それとも、入れなくても問題ないものでしょうか?
入れなかった場合、「セキュリティなどが脅かされる」など、
重大が欠陥に繋がることはないでしょうか?
ご面倒をお掛け致しますが、ご回答いただけますと幸いに存じま
す。
よろしくお願い致します。
島智さん、KB3217877はvistaとWS2008だけに配信されているようです。
私も内容はわかりませんが、vistaに月例アップデート以外で配信されるということは、それ相応の理由があると思います。
自動更新で上がってきているので、当然入れるべきだと思います。
iktさま。
さっそく、KB3217877を入れました。
このたびも、アドバイスをくださり、誠にありがとうございました。