マイクロソフトが「Windows 7 SP1 および Windows 8.1 の最後の無料アップグレードの提供の通知」としている、デスクトップに全画面表示でwindows10へのアップグレードを推奨する画面を出してみました。7月29日に迫った無料期限の7月に入って配信されているパッケージKB3173040が元のようですが、windowsアップデートを自動更新にしている場合には、このパッケージは入ってきません。ですので、興味本位でわざとKB3173040を入れてみたという内容です。
KB3173040
7月29日に終了するwindows10無償アップグレードの期限をうっかり忘れてしまわないように、KB3035583を削除して非表示にしたままにしているPCに、最後の通知として7月1日からwindowsアップデートで提供が始まっているようです。
GWX.exeの最新バージョンが入っていたり、一度windows10にして戻していたり、マイクロソフト公認のアップグレードさせない措置を取っているPCには、このKB3173040は配信されません。詳しくはマイクロソフトのサイトをご覧ください。
わざと入れてみた
Windowsアップデートを自動更新にしている場合は、このパッケージは配信されません。この画面を出してみたい場合は、2つの方法があります。
KB3035583を削除すると配信される
コントロールパネルのプログラムのアンインストールを開き、「インストールされた更新プログラムを表示」してKB3035583を探してアンインストール、再起動後、windowsアップデートで「更新プログラムの確認」をクリックしたら、KB3173040が出てくるのでインストールします。
その後、PCを再起動したり、スリープから復帰させるとデスクトップに全画面表示が出ます。
Microsoft Updateカタログから入手する
http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Home.aspx
マイクロソフトアップデートカタログに行き、KB3173040で検索してダウンロードできます。KB3035583の最新版が入っていても、カタログから入手したKB3173040をスタンドアロンインストールできました。その後、再起動してKB3035583を削除しようかなと思っていたら、削除する前にデスクトップに全画面でバーンと現れました。
スタンドアロンインストーラーでインストールすれば、GWX.exeが最新版でも表示はされるという、誰も望んでなさそうな事実が判明しました。
お邪魔して申し訳ございませんが、重要な情報のお知らせです。Windows10アップグレードの無料提供は、7月29日に終了します。
全画面表示で主張
この画面、全画面表示になってデスクトップに現れます。上の画像ではわざとタスクバーやチャームを出している状態でキャプチャしていますが、すぐに引っ込んで全画面表示に戻ります。
windows7なら キーを押してスタートメニューを出したり、8.1ならマウス右隅でチャームを出せます。なにかプログラムを起動しても、この全画面表示の裏で開くので何もできません。この全画面のどれかを押さないとまともに使えないです。
画面を閉じるには
windows10にアップグレードするつもりがなければ、この画面の「今後、この通知を表示しない」をクリックすれば、もうこの画面は出てこないということです。「承知しました。ただし変更は可能です…」と出てOKを押したらデスクトップに戻れます。
何故こんな施策が
以上でKB3173040の画面を出してみたという内容でした。同様に7無印と8にはKB3163589で似たような画面が出ているようです。
これは私の勝手な想像ですが、もともとアップグレード対象PCすべてに配信する予定のパッケージだったと考えれば、この不自然さにも辻褄が合います。5月あたりからの強引なアップグレード施策に非難が集中したため、急遽こんな意味不明な配信になったのではないかと考えます。KB3035583を拒否している人への嫌がらせにしては、手が込み過ぎています。