windows8.1の再起動時に、毎回windowsの更新が失敗して再起動を何度か繰り返さないとデスクトップまで立ち上がらないパソコンの応急措置をしてきました。数あるwindowsアップデート関連のトラブル対処方法のうち、地道な手法のひとつという感じで参考になればと思い記事にしました。
(2017.12.19追記)この記事と同様のトラブルの場合、Windows Updateのクリーンアップを先に試した方が良いかもしれません。
状況
PCの電源を切ろうとしますと「更新して再起動」という、windowsの更新があるときの表示になっているので、再起動をかけると、上のアイキャッチ画像にあるように
windows 更新プログラムを構成できませんでした
変更を元に戻しています
コンピューターの電源を切らないでください
こんなメッセージが出てしばらく待つと
windows 更新プログラムを構成できませんでした
再試行の準備をしています
コンピューターの電源を切らないでください
さらに、待っていると何度か再起動がかかったあと、やっとデスクトップが現れるという状態です。待ちさえすれば毎回10分くらいで最後には立ち上がるので、数か月この状態で使い続けていたというトラブルです。
windowsアップデートをチェック
コントロールパネルのwindowsアップデートの項目と更新履歴を見てみます。毎回アップデートを繰り返しているのは、下図の27項目でした。
更新履歴と照らし合わせると、どうやら2つのトラブルが合併してトラブルを起こしているようです。
- KB3061493が毎回更新に失敗している
- 他の26項目は更新に成功と履歴に出るが、毎回更新リストに現れる
対応内容
あくまでも応急措置です。完全に修復したわけではありません。完全に正常にするには、もっと多角的な対処方法が必要でしょう。今回はそこまで面倒を見る時間がないのです。
更新に失敗する項目を非表示に
更新に失敗するKB3061493は、このあと説明している手動インストールでも失敗したので、もうあきらめて非表示にしました。更新項目を非表示にする方法を知りたい方は下記サイトが詳しいので参照してください。
NEC 121ware|Windows 8 / 8.1のWindows Updateで必要ない更新プログラムを非表示にする方法
http://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=015800
26個の更新をひとつずつ手動でインストール
残りの26項目は、エラーが出ずに更新が進む(やけに早く更新が終わる)けど、再起動後に毎回windowsの更新に再び現れるのです。これは自動更新の整合性が狂ったようです。Microsoftダウンロードセンターからひとつずつスタンドアローンインストールを実施→再起動を繰り返すと、入れたものからリストに出てこなくなりました。
手順を詳しく書きます。
- windowsアップデートの項目リストのKB○○○○○○をメモしておく。
- コントロールパネルでwindwosの自動更新を一時停止しておく。
- KB○○○○○○でネット検索して、マイクロソフトのダウンロードセンターに行く。
- ダウンロードしたスタンドアロンインストーラーを実行する。
- 更新に成功したら、再起動
3から5を26個分繰り返します。途中でwindowsの自動更新を有効化に戻して、更新プログラムの確認をしながら進めたほうが時間がかかりますが、進捗具合がわかりやすいです。
実は最後まで未確認
今回は仕事でのトラブル対応ではなかったので、最後まで立ち会わなかったのです。3つくらいスタンドアローンインストールをして、windowsの更新項目が減っていくのを見てもらって、あとは自分でできるとのことでしたので最後まで確認していません。あくまでも応急措置なので、今後も更新失敗が続くようならリカバリーなどの根本的解決方法が必要かもしれません。