Chromeブラウザーでのサイトショートカットの白いアイコン対策~PC初期セットアップTips

2024/07/07[公開]

 新規パソコンの初期セットアップを行う際、古いパソコンのデスクトップなどから移してきたChromeで作ったサイトのショートカットアイコンが真っ白でダブルクリックしても開かないアイコンになっていることがあります。

 数個ならショートカットを作り直しすればいいですが、たまに数十個ある場合があり、一気に解決する方法です。確認はしていませんが、Google非公式のやり方だと思うので自己責任でお願いします。古いPCが正常に動作している前提です。

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移行したら白いアイコンになる原因

 古いPCから移行してきたサイトのショートカットにも種類があり、新規PCでChromeブラウザーをインストールしたのに、そのまま開くアイコンと開かないアイコンがあります。

そのまま開くアイコン

いわゆるインターネット ショートカット (.url)のアイコン。Windowsの機能でショートカットを作成してURLを入れた場合や、ブラウザーのアドレスバーの左隣のサイトアイコン(最近は暗号化の鍵マーク)をデスクトップにドラッグ&ドロップして作成したアイコン。

アイコンが既定のブラウザのアイコンで統一されていて、既定のブラウザをChromeにすればChromeアイコン、EdgeにすればEdgeアイコンに統一されるショートカットです。そのままPC間で移行しても開きます。

 【白いアイコンになって開かないアイコン】

Chromeの右上の縦の三転リーダー⇒保存と共有⇒ショートカットから作成したショートカット (.lnk)アイコンや、Youtubeなど対応アプリケーションとしてインストールしたアイコン、Chromeプロファイルで複数ユーザーで利用していたアイコン。

IE時代に出来ていたサイトごとにカラフルで一目で見分けがつくサイトアイコンのショートカットを出したい場合に、ショートカット (.lnk)をデスクトップに出していることが多いです。

開けるようにする方法

 方法は簡単です。下記の2つのフォルダーを古いパソコンから新しいパソコンに移し替えるだけです。

 ひとつめは、下記を辿って開いていくか(%USERPROFILE%はC:\Users\ユーザー名のフォルダー)、エクスプローラーのアドレスバーにコピペで貼り付ければそこが開くので「User Data」フォルダーを丸ごと移行します。少し大きいフォルダーなので数GBあります。

%USERPROFILE%\AppData\Local\Google\Chrome\

 ふたつめは、下記の場所に「Chrome」フォルダーがあれば移行します。「Chrome」フォルダーがなければ移行は不要です。古いPCの場合32bitバージョンのChrome.exeのリンクのショートカットになっている場合があるのでその対策です。

C:\Program Files (x86)\Google\

Googleアカウント情報は移行できない

 この操作では、デスクトップなどに置いてあるショートカットが開くようになり、プロファイルユーザーが複数あるのも移行されます、ブックマークも移行されます。

 ただし、GoogleアカウントとGoogleパスワードマネージャーに保存したIDとパスワードは移行されません。そこは各プロファイルごとにGoogleアカウントでログインして同期するか、Googleアカウントが無い場合は古いPCからIDとパスワードをエクスポートしてインポートする必要があります。

ショートカットが大量にあるとき便利

 当方で作業するときは、たいていのお客様の場合はGoogleアカウントで同期するか、ブックマークとIDパスワードをエクスポート・インポートするだけでChromeブラウザーの環境は移行完了となりますが、たまにショートカット (.lnk)をデスクトップにたくさん出していたり、複数プロファイルを切り替えながら利用されている場合にこの方法で移行するのが簡単です。

 OneDriveでデスクトップ同期が有効になっている場合や、Googleドライブ、Dropboxなどでの2台目以降のセットアップでも、白いショートカット (.lnk)が大量に出てしまう場合の対策にも使えます。

 

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