Let’s note CF-SZ5のHDD搭載モデル(型番:CF-SZ5ADCVS)のSSD換装作業のご依頼をいただきました。
以前、CF-SZ5のM.2 SSDモデルの換装作業を記事(過去記事)にしていますが、このモデルは購入時にHDD搭載かSSD搭載だったかによって、2.5インチかM.2のどちらのSSDを用意するのか違ってきます。
リース終了放出で中古市場に多数出回ってくるのが、すでにWindows10ネイティブのCF-SZ5あたりになってきていることに驚きますが、両モデルの構成の違いが分かる比較も交えて紹介していきます。
分解手順
裏のカバーを開ける難易度はどれほど高くありません。
まずは、裏返しにしてバッテリーを外します。
裏側から見えるネジのうち、排気口掃除窓以外の18本をはずします。サイズ違いのネジがあるので戻すときに注意です。(排気口掃除窓のネジも外しても問題ありません。)※2021/04/15修正:ゴム足のネジを外さなくてもよいとの表記が間違いでしたので修正しました。
裏のカバー全体を取り外します。ツメで引っかかっているのは2か所くらいなので、開腹ツールを使わなくても手で開けられました。
HDDモデルは、M.2スロットのコネクター部分がありません。こういうところに日本製パソコンならでわの『こだわり』を感じることができます。
HDDモデルとSSDモデルの違い
M.2 SSD搭載モデルの画像も出しておきます。これはSSD搭載、DVDドライブ無しの型番:CF-SZ5YMFVSのものです。HDDとDVDドライブが無いので中はガラガラですね。HDDとDVDをつなぐSATAコネクターケーブルがありません。
中古でSZ5を入手される場合、HDD搭載なら2.5インチSSD、SSD搭載ならM.2 SSDが換装用として適しています。M.2 SSDでもSATAタイプじゃないと動作しないので、速度的にはどちらでも変わりません。
むしろ、M.2で主流のNVMeタイプのSSDでは認識されないので、間違えて購入しないように注意が必要です。
換装作業
HDDはそのまま手で持ち上げてSATAコネクターを外せば取り出せます。
HDDを覆っている透明のケースを2.5インチSSDに付け替えます。
今回は、お客様お持ちの別PCから取り外したSSDを取り付けて換装作業完了です。
Windows10をインストールして作業完了
今回は、新規に使い始める用途なのでマイクロソフトのWindows10 Proをクリーンインストールしました。
レッツノートのWindows10の場合、HDDのCドライブ直下にutilフォルダーがあれば、それをクリーンインストール後にフォルダーごと移しておけば、その中にドライバーや付属ソフトのインストーラーが揃っています。
utilフォルダーのdriversフォルダーの上からインストールしていけば、5つ目くらいで不明なドライバーが全部なくなります。付属ソフトはPowerDVDだけインストールしました。