(2017/12/01最終更新)Windows Liveメール含むWindows Essentials 2012 スイートのマイクロソフトサポートは 2017 年 1 月 10 日 に終了しています。内容を時流に合わせて修正しました。
Windows Essentials 2012オフラインインストーラー
サポート終了しているのを承知の上で、利用は自己責任でお願いします。
現行Windowsの個人用ファイルを残してリフレッシュする機能の仕様から外れているため、Windows LiveメールのデータはPCリフレッシュにより完全消去されてしまします。(別途、事前のデータバックアップが必要です。)
Internet Archive:Wayback Machineにアーカイブされていました。
windows10の標準メールアプリがPOPメールにも対応しました。これでOutlook Express→Windowsメール→Windows Liveメールの流れでいうところの後継メールソフトになりえるでしょうか?それともwindows8のメールアプリと同じく見向きもされずに終わるのでしょうか。
パソコンの訪問サポートをしている私には、定番のメールソフトというのがないと困るので重要なポイントなのです。
あくまでもストアアプリのメールソフト
あくまでもストアアプリのメールソフトです。Windowsアプリというべきか、モダンアプリとも呼ばれていたこともあります。いわゆるスマホアプリに近い感じと考えればわかりやすいです。
windows8から追加された機能としては、POPアカウントのメールも設定できるようになりました。
スマホアプリ的な部分を挙げますと、メールデータは一定期間分しかローカルに同期しません。デフォルトでは過去3か月分だけです。それより古いメールも同期させたい場合は同期期間の設定変更が必要です。ネット接続をオフラインにしてもメールの内容が見れるので、ローカルにデータを一時保存しているようですが、保存場所などの情報はありません。
それでも別に困らないからいいやと思えるのがストアアプリなのです。
また、フォルダーを作成してメールを分類したければ、WEBメールであるOutlook.comにサインインして操作しなくてはなりません。このへんは、iPhoneなどのスマホのメールアプリを使っている人ならピンとくる仕様です。
過去メールのデータ移行ができるか
旧PCのローカルに保存されているメールデータが移行できないと、Outlook ExpressからWindow Liveメールへと乗り継いできた人にとっての後継ソフトとはなりえません。しかし、Windows10のメールアプリには、別メーラーからデータのインポート機能はありません。
データ移行が出来なくもない(無理あり)
Windows Liveメールのローカルにしかない過去メールを、Windows10のメールアプリでも見られるようにする方法はあります。
過去にマイクロソフトから提供されていたMail Migrationアドオンツールは、すでに公開終了しているので、IMAPアカウントで追加したOutlook.comアカウントにコピーして移行する方法があります。(移行方法は別記事にしています。)
ローカルディスクのメールをOutlook.comに移行
これをメインのメーラーとして設定できるか
これからパソコン訪問サポートの仕事で、windows10のメール設定をするとき、windows10のメールアプリにアカウント設定をしていくかどうか、結論としては「状況により使い分ける。」というあいまいな対応となりそうです。
対応1メールアプリにアカウント設定をする
- はじめてパソコンを使い始める場合
- メールをほとんど使うことはないが、一応設定は入れておいてほしい場合
最近はメールソフトの重要性も低くなり、若い人などはGmailやYahooメールで済ませる人が多く、従来のプロバイダーのメールアドレスをメーラーに設定して利用する必要なしという場合も多いです。
しかし契約しているISPのメールアドレスがあるので、一応設定しておきましょうという場合に、このwindows10のメールアプリは便利です。
初心者の方にも最適です。パソコン教室や本屋で買ってくるパソコン初心者向けの教材には、このwindows10のメールアプリで解説が載っていると推測されるので、やはりこのアプリに設定を入れておくのが王道でしょう。
対応2Outlook.comにPOPメールも受信するようにする
- スマートフォンやタブレット、複数台のWindowsでメールを同期させたい
- 過去メールもクラウドで同期させたい
Outlook.comのクラウドメールにすべてのメールを受信するようにして、一元管理したい場合です。スマートフォンやモバイル用PCでもまったく同じ送受信メールを見ることができます。
先ほど紹介したように、ローカルにしかない過去メールもOutlook.comに移行できます。
ただし、この方法はPC上級者向けです。POPメールアカウントの受信に遅延が出るのと、アカウントの仕組みを理解してないとワケが分からない状況に陥る可能性があります。
それなら、競合のGmailの方が良いじゃないかという考えにも至ります。
対応3Windows Liveメール2012をインストールせざるを得ないケース
- Outlook Express→Windowsメール→Windows Liveメールとデータを継続してきた方
- いままでWindows Liveメールをガッツリ利用してる方
Windows10でも、サポートは終了していますがWindows Liveメール2012を自己責任で使い続けることはできます。
過去メールを大量にインポートして移行する必要があったり、フォルダー分けをして、メッセージルールで自動振り分けの設定をしていると、やはり使い慣れたWindows Liveメールじゃないと困るというケースもあります。
対応4別なデスクトップアプリのメーラーに設定する
- パソコン上級者の方
- 柔軟に新しいソフトに対応できる方
Microsoft Office Outlookが搭載されているPCなら、これが後継ソフトの筆頭です。もしくはフリーソフトではMozilla ThunderbirdがOffice未搭載PCでの王道でしょうか。多機能でWindows Liveメールからのデータ移行ツールも用意されています。
ただし、やはり別なメールソフトということで操作方法に慣れるまでがたいへんです。とくにThunderbirdは困ったときに聞ける相手を探すのが大変です。
最後にひとこと
パソコン買い替え時の初期設定を頼まれたら、メールのライトユーザーならWindows10のメールアプリ、ヘビーにメールを利用しているなら、旧PCで利用していたメールソフトの最新版もしくは後継ソフトという対応が無難という結論です。
最近は大手プロバイダーのメールもWEBメールでの利用が推奨されていたりするので、メーラー事情はなかなか複雑なのです。
私は、Windows自体が、もはや、拝金主義に陥った、陳腐化したOSだと思いますが、業務上使用しているソフトがWindows専用なので、仕方なく使っています。
しかし、今度の、LIVEMALE2012の強制打ち切りはガマンできません。
今後どのようなことがあっても、Windowsのメーラーは信用せず、クラウドコンピューティングもWindowsではしない、という固い決心をしました。
君島さま、コメントありがとうございます。
お気持ちよくわかります。
はじめまして、メールソフトをどうしようかと思い検索しているところで、参考になりました。
私はOutlookのpstファイルが嫌いでLiveメール2016出ないかなーと
心待ちにしていました。ムービーメーカーも何気に使っていたりして・・・
ソフトもハードも中途半端な印象で、今後のMSの対応、一応期待しています。
Liveメールが使いやすくて気にいってたのにいきなり使えなくなるとは…….いいものは使えなくするMSの開発者の嫌がらせでしょうか。
MS側は使いやすいとでも思ってるのでしょうか。
MSの自己満足にどこまで我慢すればいいのでしょうか。
みおさん、コメントありがとうございます。
Liveメールも完全に使えないわけではないですが、hotmailやOutlook.comメールが使えなくなったり
だんだんと使いづらくなりました。困ったものですね。
Liveメールは良かった。
現在の標準メールソフトは受信ホルダーの下にホルダーの追加が出来ない(POP3の場合)機能不足
アウトルック2016メールは余分な機能があり好きではありませんが現在、併用しどちらを使うか思案中です。その他でもバックアップソフトの不完全(失敗)の為、サードパーティーの復元ソフトを導入しています。満足度調査でも行って改善して頂きたいものです。