ついに7のWindows Update 更新プログラムの確認がスムーズに進むようになる

2017/08/26[公開]

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 最近、Windows7 SP1を再インストールしたり、購入時状態にリカバリーした後のWindows Updateの更新プログラムの確認がスムーズに進むようになったことに気が付きました。

 先入れインストールなどの対策をしなくても、Windows Updateが順調に進んでくれるように戻りました。それが当たり前だとは思いますが、約2年くらい経ってようやく直った(元に戻った)ようです。

 早速、富士通デスクトップ(型番:FMVD70BNS7)を購入時状態にリカバリーした、サービスパック(SP1)が未適応のWindows7 無印の状態からインターネットに接続して、Windows Updateを実施していきました。

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Windows7(無印)にリカバリー後

 リカバリー直後のWindows Updateエージェントのバージョンは7.3.7600.16385 (更新日2009/07/14)でした。初回のWindows Updateを実行しようとすると、強制的に7.6.7600.256(更新日2012/06/03)に更新がかかります。

 初回の更新プログラムの確認で、すぐに22個の重要な更新プログラムが見つかるのでインストールします。22個中Windowsの更新プログラムは6個くらいです。(他は.NET Framework系などの更新プログラム)

 このあと、ブルーの全画面表示でWindows7 SP1に更新するか、Windows10にアップグレードを推奨してくれる KB3163589 もこの中に含まれています。

SP1にアップデート

 初回のインストール後、再起動をかけると先ほどのKB3163589によって下図の全画面表示が出てきます。

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再起動後にSP1にするかwindows10にるすか勧められる

 この画面の押せるところのどれを選んでも、とりあえずデスクトップに戻ります。どのみち、Windows Updateを開いて更新プログラムの確認を実行すれば、SP1が単体で出てくるのでインストールします。(約90分目安)

  • Windows10の詳細…デスクトップに戻り、ブラウザーが立ち上がりWindows10のガイドページが開く。
  • 後で通知する…デスクトップに戻る。
  • Windows7(SP1)に更新…デスクトップに戻り、ブラウザーが立ち上がりWindows7 SP1のガイドページが開く。
  • 今後、このメッセージを表示しない…確認画面後、デスクトップに戻る。

SP1後のWindows Update

 SP1になった後、Windows Updateを開いて更新プログラムの確認を実行すると、強制的にWindows Updateエージェントの7.6.7600.320 (更新日2014/05/15)に更新がかかります。

 再度、更新プログラムの確認を実行します。いままでは、ここで延々といつまでも更新の確認が終わらない現象が出ていました。ところが現在は、何の対策をしなくても7分で197個の更新プログラムが見つかりました。約2年ぶりに正常に戻りました。

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何の対策をしなくても7分で197個の更新プログラムが出てきた。

 ただし、この197個のダウンロードとインストールには相当時間がかかります。(約4時間目安)

 その後も、何度か更新プログラムの確認→インストール→再起動を繰り返すたびに、数個から20個くらいの更新プログラムが出てきます。最後に更新プログラムはありませんが出るまでに、更新の確認8回、再起動5回くらい必要でした。(約2時間目安)

2年ぶり

 更新プログラムの確認の時間が延びていったのは、最初の頃は少しずつ長くなっていったと推測されるので、はっきりいつからかは不明です。2015年秋頃には初回の200個出てくるのに2時間くらいになって、何かおかしいと思いつつも我慢して待ち続けていました。

 そこから、2016年4月の月例更新プログラムKB3145739で10時間以上待つ時間が増えて、異常事態になりました。そこからWin32k.sysを更新する更新プログラムを先入れインストールする方法が出てきて、Windows Updateクライアントのバージョンアップや、ロールアップパッケージでの配信などを経て、やっと正常な状態に戻ったのがつい最近なので、約2年ぶりの朗報ということです。

 しかし、この件に関してマイクロソフトの公式情報はないので、いままでの対応策も状況判断から推測で完成していった方法です。なぜ最近になって先入れしなくても良くなったのかも、はっきりと理由は述べられません。

 サポート終了したVistaや、やはり更新の確認に時間がかかってしまうwindows7では、まだこちらの先入れインストールが有効な場合もあるでしょう。人のPCを設定する場合など、先にダウンロードして持っていけるというアドバンテージもあります。

“ついに7のWindows Update 更新プログラムの確認がスムーズに進むようになる” への4件の返信

  1. そう言えばつい先日 Windows 8.1 をクリーンインストール したのですが update の時間が短かったのを思い出しました。
    Windows 7 や Windows 8.1 も同様に時間が掛かっていた記憶が有るので同じ?!

    >  その後も、何度か更新プログラムの確認→インストール→再起動を繰り返すたびに、数個から20個くらいの更新プログラムが出てきます。

    この手順の確認ですが[更新プログラムの確認]をクリック後[更新プログラムのインストール (I)]をクリック後インストールを行うのかシャットダウンから(確か)[更新プログラムを適用後再起動]で自動で行うか何方を選択していますか?
    自分の場合は何時も後者を選択しています(矛盾を回避しエラーが出るのを回避する為)。

    1. ワルダーさん、8.1は一部の機種で時間がかかる場合があるに対して、7ではほぼ全ての機種で時間がかかるだったのです。

      この記事では毎回「更新プログラムのインストール」をクリックしました。
      シャットダウン時にインストールが始まっても同じ事だと思います。

  2. いつもいつも貴重な情報をありがとうございます。
    Updateが順調に進むようになり、ホッとしています。

    マイクロソフトサポート
    文書番号:949104 – 最終更新日: 2017/06/29 – リビジョン: 6
    『Windows Update エージェントを最新バージョンに更新する方法』
    https://support.microsoft.com/ja-jp/help/949104/

    上記ドキュメントの中に、「Windows Update のスキャン時刻の改善」なる表現がありました。

    自分のWin7 SP1のエージェントのバージョン(%systemroot%\system32\wuaueng.dll のプロパティ・詳細)を先ほど調べたところ、

      ファイルバージョン:7.6.7601.23806
      更新日時:2017/05/11

    となっていました。

    ご報告いたします。

    1. 連休は涙雨さん、コメントありがとうございます。
      Windows Update エージェントを最新バージョンにすると改善するのは確かです。
      今回は、7.6.7600.320 (更新日2014/05/15)のままでも改善するようになったのが新しい点です。
      つまりは、リカバリー後はWindows Update任せでも更新が進むようになったという朗報です。

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