windows7リカバリー後200個超の更新を失敗させない方法

2016/02/05[公開] 2018/10/13[最終更新]

(2017.9.25更新)Windows7 SP1のWindows Updateの更新プログラムの確認がスムーズに進むようになった(詳細記事)のに合わせ、この記事の内容を大幅に修正しました。

 

 Windows7のPCを購入時状態にリカバリーしたり、再インストールした場合に私が先入れする更新プログラムのご紹介です。2017年夏以降、リカバリー後そのまま放置してWindows Updateの自動更新に任せておいてもアップデートが順調に進むようになりました。詳しくはコチラの記事をご覧ください。

 ただし、Windows7の何年分もの更新プログラムを全部インストールするには半日以上かかります。人のPCを設定してあげる場合など、ずっと付きっきりで見ているわけにもいかないでしょう。

 だからと言って、そのうち更新されるからと脆弱性丸出しで無責任に使い始めてもらうのも心配です。また、サービスパックのインストールや、200個近い更新を一度にインストールするときにエラーが発生して失敗を繰り返してしまうトラブルが発生する可能性もあります。

 その辺を踏まえて、必要最低限の更新だけ先に済ませておき、あとは自動更新に任せて使い始めてもらう状態にする、私がよく利用する手順のご紹介です。機種スペックにより約1時間から2時間くらいの作業時間が必要です。

スポンサーリンク

事前にダウンロードしておく5ファイル

 以下のファイルを、32bitか64bit版のWindows7に合わせてダウンロード保存します。事前に別なPCでUSBメモリーなどに保存して用意しておくと、作業時間を短縮することができます。

2016/3/20追記: ファイルを移動した後、USBメモリーをつけっぱなしにしていると、アップデートが失敗する可能性があるようです。マイクロソフトサイトでも注意が載っています。(コメントで教えて頂きました。)

 

Windows 7 および Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (KB976932)(すでにSP1適用済みの場合は不要です

32bit 64bit ←MSダウンロードセンター直接リンク

 

IT プロフェッショナルおよび開発者向けWindows 7用 Internet Explorer 11

32bit 64bit ←MSダウンロードセンター直接リンク

 

Windows 7 用セキュリティ更新プログラム(KB3177467

32bit 64bit ←Microsoft Updateカタログ直接リンク

 

Windows 7 用ロールアップパッケージ(KB3125574)

32bit 64bit ←Microsoft Updateカタログ直接リンク

 

2018-10 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ(KB4462923)

32bit 64bit ←Microsoft Updateカタログ直接リンク

 

インストールする順番

 リカバリー後は、インターネットに接続する前にダウンロードした更新プログラムをインストールしていきます。ただし、IE11のインストールだけは、インターネット接続必須なのでこの時に初めてインターネットにつなぎます。

 先にインターネットにつなぐとダウンロードした更新プログラムをスタンドアロンインストールしようとしても、検索しています画面から進まなくなる場合があります。これはWindows Updateサービスを一旦停止して再開した直後にインストールし直す必要があります。(PC再起動でも可)

Service Pack 1 (KB976932)(オフライン推奨)

セキュリティ更新プログラム(KB3177467)(オフライン推奨)

ロールアップパッケージ(KB3125574)(オフライン推奨)

Internet Explorer 11のインストール(オンライン必須

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ(KB4462923)(オフライン推奨)

 

スポンサーリンク

セキュリティ品質ロールアップは

 最後にインストールするセキュリティ マンスリー品質ロールアップ(KB4462923)ですが、これは新しいモノに入れ替わっていく可能性があります。

 最新のセキュリティロールアップは、毎月更新しているこちらの記事を参照してください。

 セキュリティ マンスリー品質ロールアップには、Internet Explorerの更新プログラムも含まれているため、IE11を先にインストールする順番になっています。逆にすると、IEのバージョンアップ後に再度同じセキュリティ マンスリー品質ロールアップが更新リストに上がってきて2度手間になります。

残りは自動更新に任せる

 ここまで手動で更新プログラムをインストールしたら、あとはWindows Updateの自動更新に任せてPCを使い始めてもらっても大丈夫でしょう。次回の更新が70個くらいと少し多めですが、その後は数個の更新が何度か入って最新状態になります。

 

“windows7リカバリー後200個超の更新を失敗させない方法” への31件の返信

  1. とても参考になりました。よく考えてみたら確かにキモになるものなで先に最新版にしておけば
    無駄な更新は省けますもんね。某通販サイトよりPC購入しwindows7のupdateをはじめたところ200近い更新ファイルでげんなりしてたところなのでとても参考になりました。

  2. こんにちは。
    参考になる情報を読ませていただき、なるほど と思いました。ありがとうございます。
    この度3月の定例更新直後から起動不能に陥ったPCの修復依頼を受け、こちらの情報を参考にさせて頂いてWindows7 SP1適用済みのものを再インストールしました。その際に感じたことなど。

    ・IE11を事前にインストールする前に、元から入っていたIE8を一度起動、セットアップしておかなければなりません。当然と言えば当然ですが、この点追記頂ければよりスムーズに進められるのではないかと思います。
    (エラーになるので、XP時代のWMPよりはまだマシですね)

    ・(OSインストール後の)更新のインストールの際にリムーバブルメディアなどが接続されたままになっていると、数時間後の再起動時の更新適用時点でエラーになってしまいます。このことも注意事項として追記頂ければ、私のように最後にうっちゃりを食らわずに済む人がいるのではないかと思います。
    MSからFixitが提供されていましたが、この時点で気が付いても適用はできず+USBデバイスを取り外すタイミングもありません。自分のPCでなかったこともあり、IE11と.netをUSBメモリに入れてわざわざ背面の3.0ポートに挿していたのがあだとなりました。
    https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/949358

    エラー後、引き続き更新を元に戻す処理で更に1.5時間、結果200個超の更新のほとんどがエラーになっていました。これはインストールに慣れているはずの私も初めての経験でした。一部の事前インストールなど、慣れないことをする際には気を付けねばなりませんね。(最終的には再度ゼロからインストールをやり直しました。更新ファイルは全数ダウンロード済みにも関わらず、再確認にまた2時間かかりそうな勢いでしたので。)
    因みに事前にIEと.netをインストールしていたことで、210個の更新で済みました。通常は250個程の更新があるのを経験済みです。
    様々な要因があるとは言え、適用完了までの所要時間は同PCの前回インストール時(約4時間)より長く、約6時間でした。(確認・ダウンロード・インストールに各2時間)

    今回のみで考えると効果は「?」ですが、当分Windows10に移行するつもりはありませんので、今後の作業時に役立てようと思います。
    ありがとうございました。

    1. ぴかさん、コメントありがとうございます。
      体験されたエラーが出て、更新を元に戻しますが出にくくするための記事ですが、どうしてもエラーが出てしまう可能性もあると思います。
      それが出たら2時間以上無駄になってしまいますから。
      USBメモリーについては、記事に追記させていただきました。情報ありがとうございました。

  3. 素晴らしいテクニックを惜しげもなく公開してくれてありがとうございます。

    お陰様で実家帰省中の半日ほどでリカバリからアップデートまで済ませることが出来ました

  4. 初めてのリカバリーで参考にさせていただきました。
    7 sp1で更新プログラムの確認は5分弱、199個の更新はほぼ2時間で終わりました。
    事前にこのサイトの記事を知らなければかなり大変だったと思います。

    ありがとうございまいました。

  5. Windows updateが4日ぶりに開通しました。もう、リカバリーディスクはマメに作ろうと思います。他のサイトではスタンドアロンインストーラーとfixitの指摘はしてくれましたが4つ目のNET4.6.1は無かったです。microsoftのサイトでは推奨のプログラムになっていましたが、他にも推奨が一杯でうもれて見えなかった。特効薬を教えて下さりありがとうございました。

    1. マリゾンさん、コメントありがとうございます。
      記事が参考になりupdateが済んでよかったです。

  6. 今日Windows7の再インストールをした者です。

    私も今年1月に再インストールをしてWindows UpdateがSP1適用後に先へ進まなくなる挙動に悩まされていて、安定性重視で稼働していたノートPCを急遽Windows10にしていたのですが、この記事を見て再トライしました。

    当方特に大きな問題もなく、更新プログラムのインストールも時間は全部で6時間はかかりましたが最後まで進み、なぜか例のGWXも今の所降りてきていません。
    最初の更新プログラムのインストールでは、Windowsモジュールインストーラのプロセスが9GBまで上がっていきましたが、16GBメモリを積んでいたので難なくこなしたようです。

    貴重な情報ありがとうございました!

  7. こんにちは。
    貴重な情報を提供いただき有難うございました。
    使用してきたWin7の調子が悪くなり昨日より空いた時間で
    OSの初期化をしておりました。
    が、しかしいきなり最初のアップデート後から更新プログラムが沈黙・・・
    過去何度もリカバリしていたのにおかしいと思い調べておりましたところ
    貴殿のサイトを発見!
    本当に助かりました!
    これよりサービスパック等々をダウンロードして改めて初期化にチャレンジ
    しようと思っています。
    取り急ぎお礼まで。。

    1. チャーリーさん、コメントありがとうございます。
      この記事にも追記している最新情報も含めて参考にしてください。

  8. 初めまして!自分も7を使用しているのですが、突然アイコンが反応しなくなり、
    再インストールする羽目に・・・バックアップがあるとはいえ、また最初から
    インストールするのは骨が折れます!そしてこのコメントをしてるという事は・・
    そうです・・・自分も更新プログラムから先に進まなくなってしまい、この記事に
    たどり着きました。そして一向に更新プログラムから先に進まないので、なんと3回
    再インストールを実施しました。。。上記の4つの改善方法を試した結果!
    直ることができました。ちなみに更新プログラム総数は250個です・・・
    一気にやると絶対フリーズ等してしまうので、10個ずつに分けて更新しました。
    またこの記事以外にお世話になることがありましたら、
    是非参考にさせてもらいます!

  9. 突然失礼いたします。
    本当に助かり、一言お礼を申し上げたくコメントさせて頂きました。
    非常に時間がかかる実体験からでしか分かりえない、貴重な情報をこうして一般に公開してくださり、驚くとともに大変感謝しております。
    今更ながらのvistaと7のリカバリ後のセットアップで完全に行き詰まっていたところ、幸運にもこちらのサイトにたどり着くことができました。このようにまとめるのは大変な作業かと思いますが、今後も迷える子羊?達のためにぜひサイト運営を続けていただければ嬉しく思います!本当にありがとうございました。

  10. いつもお世話になっております。

    .Net Framework 4.6.2がリリースされていました。
    https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=53344

    そこで、ネットワークに接続しない環境でWin7SP1をセットアップし、オフラインのまま真っ先にこれをインストールしようとしましたが、うまくいきませんでした。

    エラーメッセージで検索してみたところ、以下のサイトを見つけました。
    https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3149737

    しかし、そこに書いてある解決方法がどうにも判り難く、試行錯誤した結果、以下の方法でようやくうまくいきました。

    1. Microsoft Certificate Authority 2011 証明書をダウンロード。
     https://download.microsoft.com/download/2/4/8/248D8A62-FCCD-475C-85E7-6ED59520FC0F/MicrosoftRootCertificateAuthority2011.cer
    2. コマンドプロンプトを管理者権限で開き、下記コマンドを実行。
      の部分はダウンロード先フォルダのパスに置き換えてください。
     certutil.exe -addstore root “\MicrosoftRootCertificateAuthority2011.cer”
    3. 4.6.2インストーラーを起動。

    なお、オンラインの場合は上記作業は不要です。

    1. おっと、一部の半角文字は使えないのですね。2.の部分を書き直します。

      2. コマンドプロンプトを管理者権限で開き、下記コマンドを実行。
       <パス> の部分はダウンロード先フォルダのパスに置き換えてください。
       また、二重引用符も半角です。

       certutil.exe -addstore root “<パス>\MicrosoftRootCertificateAuthority2011.cer”

      1. とおりすがりさんん、いつもありがとうございます。
        .Net4.6.2がリリースされていましたか。
        時間があるときに内容を更新しておきます。

  11. 初心者で基礎ができていない者です、
    Win7SP1を使っていましたが、Win8にアップしたいと、再インストールしたら
    更新ブログラムの確認で止まったように動きません、最初はインストール間違いと
    思い、何回も再インストールしました、
     ようやくこのサイトを発見、トライしましたが、うまくゆきません、
    ①MSのサイトからダウンロードしたファイルを入れる場所は?
    ②インストールするのはファイルをダブルクリックと思うのですが、
      コンピューター内のアップデーターを探していますとなって延々と時間だけがたちます、 これでよろしいのでしょうか>
     小生北海道の田舎の老人なので、も、参りました、
     ご多忙中恐れいりますが、ご教示いただければ幸甚です、

    1. マキさん、裏でWindowsアップデートが動いていると延々と待たされる状況になります。
      1.ダウンロードファイルはどこに保存しても大丈夫です。お好きなところへ。
      2.探していますのメッセージを出したまま、再起動して即インストールか、
      コンピュータの管理でwindows updateサービスを停止して開始させてから、すぐにインストールで行けます。
      スタンドアローンインストールが終わるまでは、
      ・ネット接続を切っておく
      ・Windowsアップデートの自動更新を一時的に止めておく
      をやっておくと次々とインストールが進みます。

  12. 早速のご返事まことに恐れ入ります、
    トライしてみます
    ありがとう存じました、

  13. このサイトのおかげで滞りなくリカバリーを行うことができました。
    ありがとうございました。

  14. リカバリー3回目です。今まで2回やっていて、どうしてもうまくいかなかったことが、この情報でうまく出来ました。ありがとうございます。

    1. じろうさん、コメントありがとうございます。
      記事が参考になり、うまく行って良かったです。

  15. SP+メーカーで自動アップデートスクリプトを作成しておけば楽で失敗もないですよ

    1. とおりすがりさん、SP+メーカーでHotFix専用インストールCDが作れるようですね。
      これならメーカーPCのリカバリー後でも使えそうですね。

  16. はじめまして
    これまで長年子供に使用させていた無印Win7をWin10に買い替えたのを機に、私のバックアップ機にするため、初のリカバリを行いました
    リカバリ後のセットアップで、ie8をie11にアップデートできず、結果としてwin7SP1も適用できず、200以上の自動アップデートが終わらずに、すでに1週間、とても長い時間を無駄にしました

    貴殿のサイトを見つけ、ようやく解決しそうです(現在Win7SP1適用作業中です)ようやく霧の中に一筋の光明を見つけたような気分です

    古い記事ではありますが、うれしさのあまりコメントさせていただきます、ありがとうございました

  17. いつもお世話になり、たくさんの有益な情報で助かっています。
    数年ぶりのコメントです。

    この度、2011年発表のWindows7PCをリカバリし、アップデート短縮の為に、かねてより何度も参考にさせていただいたこのページを再び活用させていただきました。

    その作業の中で、
    「Windows 7 および Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (KB976932)」の直リンクが64bit, 32bit ともに切れていることに気づきましたので、ご連絡いたします。

    「Microsoft Update カタログ」( http://www.catalog.update.microsoft.com/ )からIE(Ver.11)を使ってダウンロードしました。
    http://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB976932

    —– 以上 —–

    1. お久しぶりのコメントありがとうございます。
      取り急ぎ切れているリンクを情報いただいたカタログのリンクに修正させていただきました。
      私自身がWindows7を再インストールすることがもう無いので、リンク切れ情報いただいて助かりました。
      ありがとうございました。

マキ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です