windows10無料アップグレード期限まで残り42日になった現在、タスクバー右下 GWX.exeの仕組みにもだいぶ慣れてきたところで、windowsアップデートの設定をマイクロソフト推奨の自動更新にしても大丈夫ではないでしょうかという内容です。やってくる重要な更新プログラムを全部入れても、注意するポイントをひとつ覚えておくだけで、勝手にwindows10のアップグレード予定が入ってしまうことなく、やり過ごすことがわりと容易になりました。
6月の月例windowsアップデートを入れた時点での7SP1 Home Premiumと8.1のHomeエディションでの内容です。6月は7SP1と8.1に関しては5月から特に変更なしのようです。今月は、マイクロソフトのサポートが終了している7無印と8にもwindows10へのアップグレード推奨画面を出すようになったのが変更点です。
この記事の内容は、6月10日に日本マイクロソフトの会見の内容に沿いつつ、いままでこのブログで検証してきた内容も踏まえて書いています。6月15日あたりから月例アップデートが入ってきて、これから紹介する要注意画面が出やすい状態がしばらく続くようなので、注意喚起の意味も含めた内容です。
この画面だけ×で閉じると次の仕掛けあり
Windows10はこのPCで推奨される更新プログラムです -Windows Updateの設定に基づき、このPCは次の予定でアップグレードされます。
注意するべき画面が上図です。windowsを起動した直後や、スリープから復帰した時にデスクトップ中央に定期的に出てきます。もしくはタスクバー右下 をクリックして「windows10を入手する」アプリを開くとこの画面が出ることがあります。
アップグレード予定(スケジュール)が入っていない状態のとき、この画面で右上「×」で閉じると、連動して次の仕掛けのポップアップメッセージが出てきます。この画面で「ここ」をクリックしてキャンセル操作をするとポップアップを出さずに閉じれますが、それだと今この時点でアップグレード予定が入っていたのか、入っていなかったのか判断できません。ここはぜひ右上「×」で閉じてみましょう。
×で連動してポップアップが出現
最初の画面を右上「×」で閉じたら、連動してタスクバー右下 からニョキッとポップアップメッセージが出現します。
違和感ありのポップアップ
Windows10を入手する –準備ができました。次の予定でWindows10に無償アップグレードされます。
このポップアップの小窓ですが、放置したまま時間が経っても自動で引っ込んだりしません。何かプログラムを起動して、ウィンドウを開いて作業中もずっと出たままです。何か違和感ありまくりです。右上×で閉じるか、「ここを」をクリックするの2択しかありません。アップグレード予定をキャンセルしたい場合は、「ここを」をクリックするのが正解です。
これは通知なので×を押すとダメ
このポップアップの内容をよく読むと、アップグレードの準備が出来たので指定の日時でアップグレードされますよ、という通知らしいです。その通知を読んだうえで×で閉じるのだから、その通知の通りアップグレード予定をスケジュールしますということで、×を押した瞬間にアップグレードタスクがセットされるのでした。
×を押したあとに、マウスカーソルが数秒クルクルと回ってから閉じるので、何かやったなということに気づく敏感な方もいるでしょう。
このポップアップが出ないパターンは
最初の画面を「×」で閉じたのに、連動してポップアップメッセージが出ない場合もあります。これは、すでに一度ポップアップを×で閉じてしまい、アップグレードスケジュールがセットされている状態だということです。
なぜか、このポップアップを×で押してアップグレード予定がセットされた時だけ、その後何度タスクバー右下 を開いても同じ画面しか出てきません。×で閉じても連動してポップアップも出なくなります。
「今夜アップグレード」を押したときの、「次の予定でWindows10にアップグレードされます。」画面にはなりません。(その後、「ここを」をクリックして日時を変更したら、下図の画面になります。)
今が出やすい時期
以上が、日本マイクロソフトが会見で言った「更新をキャンセルできるタイミングは2回ある。更新の通知内容を読んでいただきたい」の言葉を聞いて、私がこのことかと思った内容です。
これは、5月の月例windowsの更新プログラムを入れて以降出てくる仕掛けとなっています。かなりたくさんのPCがこの仕組みに引っかかり、意図せずwindows10にアップグレードが始まったという騒動の真相です。
しかも、この要注意画面は出やすい時期が短く、5月中旬にバーっと出てサッと引っ込んでしまったので、その後スケジュール通りにアップグレードが始まって騒動になる頃には、もうその画面はなかなか出したくても出せないという検証しにくいモノでした。それが6月の定例アップデートが入ってきている今、再び を開けばこの画面に当たりやすい状況になっているのか、この数日簡単に出てきてくれています。ということは、今月も意図せずアップグレードが始まるPCが20日前後に増えそうです。
自動更新で全部入れても大丈夫か
windows10アップグレードがwindowsアップデートの重要な更新プログラムに昇格されてから、一体どうなるんだといろいろ疑心暗鬼になり、いろいろな対策方法がネット上に上がっている状況です。このブログのアップデート対策関連の記事も、自動更新を有効にした前提の内容ばかりですが、追記に次ぐ追記で右往左往してきました。
そんなこんなで右往左往した結果の6月、もう気をつけるのはこの一点だけとも言えるので、windowsアップデートの設定は推奨の自動更新で、来る更新すべて入れて良しと堂々と言えるようになったのではないでしょうか。ただし、件の画面で「OK」を押したり、「今夜アップグレード」を押してしまわないくらいの、ある程度のPCリテラシーがある方が前提の話です。 が消えてもいいので絶対にアップグレードしたくない方にはレジストリー操作をオススメします。