【Norton】ノートンのパッケージ版のライセンスキーで有効期限を延長する方法

2014/11/28[公開] 2015/07/21[最終更新]

 量販店などでパソコンを購入すると、たいていセキュリティ対策ソフトをセット購入することを勧められます。たいていのお店では、現在利用しているセキュリティソフトがあるかどうか確認してから販売しているとは思いますが、パソコンに詳しくない方ほどパソコンを新調するたび一緒にセキュリティソフトを買ってしまいがちです。

 今回は、ノートンを購入された方のお宅に訪問したとき、あきれた販売方法にびっくりしたという話です。

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めんどくさいから5年分くれ。と言ったお客様

 買い換え前のXPでは、セキュリティソフトをご利用ではありませんでした。だから、新しいパソコンと一緒にセキュリティソフトを販売するのはごく自然のこと。

 しかし、このお客様、気前がいいのでしょう、5年分買うと言ったそうです。セキュリティソフトはたいてい1年版か3年版です。そこでどうしたかというと、

norton_5year1

 一年版のパッケージを5個、たしかに5年分ですね…

  量販店さんからすれば、これが一番いい販売方法でしょうね、一挙に5倍の売り上げです。

返品するという手もあります。

 私、パソコン訪問スタッフとしてこういうときは、真っ先に提案します。出張訪問したら、既存のパソコンで別のセキュリティ契約があったりするのは日常茶飯事のことです。

 そういったときは、「まだ未開封のままなので、レシートと一緒に持っていけば返品できますよ。」と確認します。量販店と提携している出張サポートならば黙って設定して帰るかもしれませんが、私のところは何のしがらみもない完全独立系なのでズバズバと物言います。

 今回のお客様は、返品はしない、とのことでしたので設定をします。

ノートンはパッケージ版のライセンスキーでは延長できません。

 ウイルスバスターなど(ウイルスバスターもシステム変更されてノートン式に変わりました。)競合他社の製品は、有効期限が残っている契約にパッケージ版のライセンスキーを入れると合算の有効期限になったりします。普通に考えると、それが自然ですね。

 ところが、一つ目のライセンスキーを使いインストール、Nortonアカウントを登録して丸々366日有効期限がある状態から、

norton_5year-2

 2つ目のパッケージのライセンスキーを入れて延長すると

norton_5year-3

 追加したライセンスキーの有効期限しか表示されません。

 Nortonアカウントにログインして契約状態を見ると、ライセンスキー毎に別契約として開始日が本日スタートとなっています。これはやっちまった!と思うかもしれませんが、気にせず次のライセンスキーを入れていきます。全部で5個のライセンスキーを入れ終わったら、5ライセンス契約分、端末15台分が有効期限366日になっています。

ノートンサポートセンターに電話して契約をまとめてもらう。

2015/07/20追記

 現在は、下記リンクから名前、電話番号、メールアドレスなど個人情報を入力してから、受付番号と電話番号と待ち時間が表示される方式に変わっています。下記番号を見て電話しても、サポートを受け付けてくれる保証が無いことを踏まえたうえで当時の記事のまま載せています。

■シマンテックストアお問い合わせ先

https://www.symantecstore.jp/support.asp

 nortontel.png

 ノートンサポートセンターに電話がつながったら、現在5ライセンスある契約を1ライセンスにまとめて有効期限を5年にしたいと伝えましょう。電話先の日本語ができる中国人のコールセンターのおねえさんに、こちらの希望を的確に伝えるのが難しいです。ライセンスを一つ残して全ライセンスの有効期限を合算、残りの4ライセンスは無効になるようにしてもらえばOKです。内部処理をするので、有効期限が反映されるのは時間がかかるとのことでした。

あくまでイレギュラー対応です。

 普通はこんなことしませんよね。1パッケージ買って延長してくださいとしておけば、なんの苦労もありません。販売店さん的には、有効期限最後の一日目にライセンスキーを入れるのを5年続けてくださいと説明するだけです。

 実は、メーカーPCにバンドルされているノートンのお試し版にも同じことが適用されます。パッケージ版のライセンスキーを入れた瞬間、お試し期間が吹き飛んでしまいます。最近、ノートンがバンドルされてるメーカーが減ったような気がします、関係あるでしょうか?

最後にひとこと

 ノートンのパッケージ版のライセンスキーを入れるときはご注意してください。Symantecのサイトを見てもこんな方式をしているのは、日本を含めアジア地域だけのようです。

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