ODN ADSLサービスを利用しているお客様から、数日前からインターネットが超不安定になったので出張サポートのご依頼を頂きました。ブラウザーでいつも見ているサイトを開こうとしても全然開かなかったり、このページは表示できませんとなったり、たまに表示されることもあるけど、その次のページは表示できないという状況です。
PCのネットワークアダプタの設定でDNSサーバーアドレスを手動設定(ODNの設定マニュアル通り)にすると解決しました。
9月中旬ごろから発生
最初は、Windows10の9月の更新プログラムをインストールした直後から発生したと聞いていたので、PC側のトラブルかと思っていました。しかし、PCからモデムの管理画面がブラウザーで表示できるので、PC側は何も問題なさそうです。
モデムAterm DR202Cを初期化してODNの接続設定をやり直しても改善せす。モデムのLINKランプとPPPランプが点灯しているので、モデム側も基地局とのリンクも正常のようです。モデムの管理画面でもグローバルIPが取得できています。
モデムまではPINGが通りますが、外部にはPINGが通らないのでDNSが怪しそうかなという感じです。
手動でDNSの設定をする
正直、ADSLのトラブル対応は久しぶりなので、どうだったかなと思い出しながらです。ODNの接続マニュアルのPDFを改めて見てみました。
マニュアルもWindows7以降更新がないのは古い感じですが、ADSLの宿命でしょうか。
PDFの接続設定をよく読むと、ルータータイプのモデム設定でもPC側でDNSアドレスは手動で設定するのが正式な設定方法でした。そういえば昔からそんなマニュアルだったような気がしますが、大抵は自動設定で上手くいっていたはずです。
改善する
マニュアル通りのODNのDNS設定はコチラです。
優先DNSサーバー | 143.90.130.165 |
代替DNSサーバー | 143.90.130.39 |
PCのネットワークアダプターのTCP/IPv4のDNSサーバーアドレスを手動で設定します。
これだけで、ブラウザーでまともにサイトが表示されるように改善できました。
パブリックDNSでも良し
上記のマニュアルは2010年作成と記載されていました。現在2018年のインターネット事情では、パブリックDNSを設定するのも良いかもしれません。
有名なのはGoogleパブリックDNSです。
プライマリDNS | 8.8.8.8 |
セカンダリDNS | 8.8.4.4 |
CloudflareのパブリックDNSは覚えやすいです。
プライマリDNS | 1.1.1.1 |
セカンダリDNS | 1.0.0.1 |
原因は不明
マニュアル上はDNSを手動で設定するとなっていても、ほとんどのケースで自動設定で問題なくつながっていたはずです。実際に今回のお客様宅でも、何年も自動設定のままで使えていたのですから。
もし、同じように最近ADSLでインターネットがつながりにくくなった方がいれば、手動でDNS設定を試してみてください。
いつも拝見しています、Win7⇒Win10もこのサイトを
参考にしてアップできました、有り難うぞんじます、
私もADSLですが、今月上旬より突然遅くなり、設定をいじりまくりました、
改善しないので、ルーターを交換したら、治りましたので、モデムサイドの
トラブルではなかったようです。