Fall Creators Updateのインストールメディアを利用して、Windows10への無償アップグレード期間中に“一度もアップグレードを実施していない”Windows7搭載PCでアップグレードインストールをテストしてみました。
結論から言うと、Fall Creators Updateでもライセンス認証されてアップグレードに成功しました。ただし今回の機種では、クリーンインストール後に7のプロダクトキー入力ではライセンス認証が通らないパターンでした。初回のアップグレードは、7や8.1が稼働している状態から10にアップグレードを実施したほうが確実に成功します。
まだWindows10インストール履歴のない7PCをCreators Updateでアップグレードこちらの前回テストしたときの記事では、一度もアップグレードしていないことを証明するため先にクリーンインストールしていますが、この方法しか成功しないかのように勘違いされた方もいたかもしれないので、今回のテストに使った機種はちょうど都合がよかったです。
手持ちの対象PCはすべて一度はWindows10にアップグレード済みなので、未アップグレードPCを用意するのも大変です。
新規インストールで認証できず
今回用意できたPCは、富士通のデスクトップESPRIMO DH700/BN(型番:FMVD70BNS7)です。購入時にWindows7 Home Premium SP1搭載のまま、2016年7末までの無償アップグレードキャンペーン中にWindows10にすることなく利用されていたPCです。馴染みのお客様のところで廃棄寸前のところを譲り受けました。
HDDが壊れていたので入れ替えたあと、Fall Creators Updateのインストールメディアを使ってプロダクトキーを入力せずにWindows10 Homeのクリーンインストールをして、ライセンス認証されていない状態から、PCの筐体に張り付けてあるWindows7 Home Premiumのプロダクトキーを入力してライセンス認証しようとしても「このプロダクトキーではWindowsのライセンス認証を行うことができません。」と出て認証に失敗しました。
Windows7でも電話認証が必要だった
このPCのリカバリーディスクを使わずに、Windows7のOEM版インストールディスクから、Windows7 Home Premiumを筐体貼付のプロダクトキーでクリーンインストールしてみたところ、Windows7でもインターネットでのライセンス認証は通らずに、電話でのライセンス認証が必要でした。これが原因だったのかもしれません。
Windows7を起動させてからアップグレード
ライセンス認証済みのWindows7を起動させた状態から、Fall Creators Updateのインストールメディアをセットして、メディアの中を開いてSetup.exe を実行してWindows10のアップグレードを実行しました。
アップグレード後、インターネットに接続した状態で スタート- 設定- 更新とセキュリティ-ライセンス認証 を開いてライセンス認証が通っているのを確認しました。
Windows 8 の場合は
Creators Update以降、Widows8のプロダクトキーはWindows10のライセンス認証用のプロダクトキーとして受け付けなくなりました。UEFIにWindows8のデジタルプロダクトキーが内蔵されている機種は、Windows10のクリーンインストール時にプロダクトキー入力画面が出るようになっています。
ただし、Windows8を8.1にアップデートすればWindows10のアップグレードが可能になります。中古PCを購入時などWindows8に戻っている場合は、直接Windows10にアップグレードはできませんが、先にWindows8.1にアップデートしてからアップグレードすることでWindows10にできます。
ただし、過去にWindows10にしたことがある場合は、直接Windows10をインストールすることが可能です。
普通にアップグレードすればよし
ややこしい話をしてきましたが、正規のWindows7か8.1が稼働している状態ならばFall Creators Updateのインストールメディアをセットしてアップグレードすれば良いのです。
なぜ、無償アップグレードキャンペーン終了後もいつまでもアップグレードできるのか、最後に私の勝手な考えを述べますと、世の中に存在するほぼ全てのWindows7と8と8.1のPCは、過去の無償アップグレード期間中にアップグレード対象PCだったはずです。過去の強引なアップグレード施策ですべての対象PCが一度はWindows10にアップグレードしたはずだと考えれば、この現象は納得できます。
(追記)2017年12月末までの可能性あり
コメントで教えて頂きましたが、支援技術をご利用のお客様は無償で Windows 10 にアップグレードすることができる施策が2017年12月31日で終了するらしいです。
この記事では、この施策をまったく関知することなく、専用アップグレードツールも使わずに、一般向けのFall Creators Updateのインストールメディアを利用してアップグレードしているので、この施策が関係あるかどうかは私にはわかりません。
マイクロソフトのこの施策の英語ページが更新されて、FAQの回答に2017年12月31日までの有効期限と明記されています。(日本語ページはまだ期限未定のままでした。)
https://www.microsoft.com/en-us/accessibility/windows10upgrade(参考ページ)マイナビニュース パソコン
http://news.mynavi.jp/articles/2017/11/06/windows10report/ (2021年3月リンク切れ)もし、2020年ぎりぎりに初アップグレードすればいいかなと考えていた方は、今年中に一度はアップグレードしておいたほうが良いかもしれません。
(2018.1.4追記)さっそくテストしてみました。
http://news.mynavi.jp/articles/2017/11/06/windows10report/
直後の記事なのですが、今年末で終了と言う話があるようです。
コメントありがとうございます。
支援技術をご利用のお客様向けアップグレードが2017年12月末で終了するなら、いよいよ終わりの可能性が高いですね。
記事内容に追記させていただきます。情報ありがとうございました。
こちら(https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13948/global-customer-service-phone-numbers)の連絡先へ
「障がい者向け支援の無償アップグレードプログラムの終了に伴い、Media Creation Toolを利用したアップデートも12/31以降できなくなるのか」
と確認したところ、
「Media Creation Toolは12/31以降も使用できる。ただ、このアプリを利用する場合、過去にwin10にアップデートしたことがあるPCか、win10のライセンスを用意しないとwin10へアップデートすることは出来ない」
との回答がありました。
現にアップデート出来ているPCが存在している以上、この記事で推測されている通り、多くの7、8.1機はwin10へアップデートした、というステータスになってしまっているのかもしれません。
田中さん、MSへの確認ありがとうございます。
>このアプリを利用する場合、過去にwin10にアップデートしたことがあるPCか、win10のライセンスを用意しないとwin10へアップデートすることは出来ない
これは、無償キャンペーン終了日からずっとそうですね。
2018年になってみないとどうなるかわかりませんが、2017年末で終了の可能性が高いです。
>>なぜ、無償アップグレードキャンペーン終了後もいつまでもアップグレードできるのか、最後に私の勝手な考えを述べますと、世の中に存在するほぼ全てのWindows7と8と8.1のPCは、過去の無償アップグレード期間中にアップグレード対象PCだったはずです。過去の強引なアップグレード施策ですべての対象PCが一度はWindows10にアップグレードしたはずだと考えれば、この現象は納得できます。
違います。
2016 7/29に無償アップグレード期間が終了とアナウンスした後も実質的に継続していただけです。
https://www.microsoft.com/ja-jp/accessibility/windows10upgrade
2016 7/29以降は上記のページからダウンロードしたものでないとアップグレード出来ないような錯覚を起こしますが、実際はhttps://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10こちらからダウンロードしたアップグレードアシスタンスでも普通にアップグレードできます。
障碍者製品利用者向けページ Windows10Upgrade24074.exe
Windows10のダウンロードページ Windows10Upgrade9252.exe
この両方のexeのハッシュ値を確認すると
サイズ: 6.24 MB (6,541,184 バイト)
SHA256: 40d7152fe33db443385a78c27567c1c60ac7258e73fe2de7af2c26acc3d37939
CRC32 : DAE3EE47
上記の同じ数値が確認できます。
要するに2つのexeは名前だけ違う中身が全く同じものと言うことです。
Microsoftは認証サーバで障碍者向けかどうかも検知してませんし、2016 7/29以降もそれ以前と何ら変わらない認証をしていると言うことです。
通りすがりさん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、認証サーバーが認証を続けているだけという事ですね。
障碍者でもないのに障碍者のフリをしてアップグレードしなければいけないなら、ブログで堂々と書きません。
そんな特例の施策をやっていることを知らなくても、キャンペーン期間中と同じ手順でまだできるところが面白いので記事にしているわけです。
内容をご理解いただけないみたいですね。
特例の施策でもなんでもないのですよ。
障碍者製品利用者向けと通常のあなたがおっしゃる手順に違いは全くないということです。
一般向けのFall Creators Updateのインストールメディアを使ってアップグレードしても内部的には同じことが行われてるだけなのですよ。
同じ動作するサービスを名前を変えてあたかも障碍者製品利用者向けだけのサービスを特別に提供してるように謳ってるだけなのです。
よってあなたがおっしゃってる手順も12月いっぱいで終わりということです。
Microsoftは来年からは7ないし8.1のプロダクト情報では10は認証しませんということです。
ご理解いただけましたか?
すみませんが、最初から理解しています。
確信犯的に障碍者向けサービスなんて知らないと言っているだけす。
イリュージョニストに手品でしょと言っても認めないのと同じです。
それに来年以降も可能性はゼロではありません。
ご理解よろしくお願いします。
(追記)2017年12月末までの可能性あり
>> コメントで教えて頂きましたが、支援技術をご利用のお客様は無償で Windows 10 にアップグレードすることができる施策が2017年12月31日で終了するらしいです。
この記事では、この施策をまったく関知することなく、専用アップグレードツールも使わずに、一般向けのFall Creators Updateのインストールメディアを利用してアップグレードしているので、この施策が関係あるかどうかは私にはわかりません。
専用アップグレードツールとか言ってる時点でとても理解してるようには思えませんよ?
インストールメディアをOS上で起動して上書きでインストールするやり方と
アップグレードexeを実行するやり方はオンラインから最新イメージを取ってくるか、メディア上のイメージでオフラインで出来るかの違いでしかありません。
やってることは同じです。
その上で障碍者支援技術利用者ページとwindows10のダウンロードからダウンロードしたアップグレードexeはハッシュ値が同じで同じプログラムだと言ってるんですよ。
これが最初から分っていたら「この施策が関係あるかどうかは私にはわかりません。」なんてこんなおかしな記事にはならないはずです。
>>「障碍者でもないのに障碍者のフリをしてアップグレードしなければいけないなら、ブログで堂々と書きません。」
障害者用ではありませんしMicrosoftも障碍者限定とは一言もアナウンスしていません。
あくまでも障害者支援製品を利用している人向けです。
そういうところも理解の足りないところだと思いませんか?
>>なぜ、無償アップグレードキャンペーン終了後もいつまでもアップグレードできるのか、最後に私の勝手な考えを述べますと、世の中に存在するほぼ全てのWindows7と8と8.1のPCは、過去の無償アップグレード期間中にアップグレード対象PCだったはずです。過去の強引なアップグレード施策ですべての対象PCが一度はWindows10にアップグレードしたはずだと考えれば、この現象は納得できます。
勝手な考えというよりただの妄想です。
この発言も含めてとてもキチンと理解した上で記事を書いているようには見えません。
サポートを生業としてるならもう少しお調べになって記事を書かれたほうが良いかと思います。
どの記事もあれっ?て思う物が多すぎますよ。
ご商売でやられてるのであれば尚更信用にも関わるかと思います。
大変不躾で失礼かと思いましたが5chなどでもリンクが貼られてますし参考にする人も多いのではと思いコメントさせていただきました。
ではikt様のご健康とご多忙をお祈りして通りすがりはこの辺で失礼させていただきます。