2021年7月の月例Windwosアップデートが配信されています。今月は第1週に緊急の先出し更新プログラムがありました。いつもの第2火曜日(日本時間第2水曜日)に、それを置き換える更新プログラムが定例アップデートで出ています。今月は早めの更新プログラム適用が推奨されています。
(2021/7/9追記)「PrintNightmare」脆弱性(CVE-2021-34527)を修正する更新プログを定例外でリリースしたとのことです。早めのアップデートが推奨されています。(参考サイト:https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1336442.html)
クライアントOS別にwindows8.1、10のセキュリティ更新プログラム情報を書き出しています。月内に追加の更新プログラムがあれば、できるだけ追記していきます。
Microsoft Updateカタログ
自動更新を利用せずに今月のセキュリティアップデートを手動でインストールする場合、ダウンロードはMicrosoft UpdateカタログからKB番号で検索してダウンロードできます。この記事でKB番号にリンクを入れているのは、このUpdateカタログのダウンロード先になっています。
今月の更新プログラムを探す場合は、「2021-07」で検索して製品(OS名)でソートするのが見つけやすいです。
Microsoft Updateカタログ
http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Home.aspx
Windows Release Information
新しいリリースヘルスダッシュボードが公開されています。Windowsの更新プログラムの既知の問題や解決済みの問題などが一覧で確認できるようになっています。
下記リンクを開くとバージョン2004のページが開きます。左サイドにその他のWindows10バージョンやWindows7と8.1(Previous version)のページのリンクがあります。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/release-information/status-windows-10-2004
Windows 8.1
Windows8.1の月例更新プログラムがこちらです。
今月第1週に先出しで配信された更新プログラムは上記該当アップデートに置き換わりました。
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2021-07 Windows 8.1 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB5004954)
マンスリー品質ロールアップをインストールする前に、最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) がインストールされていることが推奨されています。Windows Updateの自動更新が有効なら最優先で配信されているはずです。
- 2021-04 Windows 8.1 サービス スタック更新プログラム (KB5001403)
(2021/08/05追記)今月末までに一部機種でプリンターに印刷できない不具合が出る修正プログラムが配信されています。
- 2021-07 Windows 8.1 更新プログラム (KB5005391)
Windows 10
Windows10は、バージョン毎に累積更新プログラムのKB番号が違いましたが、最新バージョンから3世代分(21H1、20H2、2004)の累積更新プログラムのKB番号は共通です。
今月第1週に先出しで配信された更新プログラムは上記該当アップデートに置き換わりました。
オプションの更新プログラム(Windows Update手動)
(2021/08/05追記)月末までにオプションの更新プログラムとして公開された更新プログラムです。Windows Updateに配信されますが、ダウンロードボタンを自分で押さないとインストールが始まりません。
.NET Frameworkの累積的な更新プログラムが配信されています。
- 2021-07 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム (Windows 10, version 20H2 用) (KB5003537)(May 2021 Update)
- 2021-07 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム (Windows 10, version 20H2 用) (KB5003537)(October 2020 Update)
- 2021-07 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム (Windows 10, version 2004 用) (KB5003537)(May 2020 Update)
プレビューの更新プログラム(Windows Update手動)
(2021/08/05追記)月末までに更新プログラムのプレビューとして公開された更新プログラムです。Windows Updateに配信されますが、ダウンロードボタンを自分で押さないとインストールが始まりません。
- .NET Framework 3.5 向けの2021-07累積的な更新プログラムのプレビュー 、Windows 10 Version 21H1(KB5004331) 向けの 4.8(May 2021 Update)
- .NET Framework 3.5 向けの2021-07累積的な更新プログラムのプレビュー 、Windows 10 Version 20H2(KB5004331) 向けの 4.8(October 2020 Update)
- .NET Framework 3.5 向けの2021-07累積的な更新プログラムのプレビュー 、Windows 10 Version 2004(KB5004331) 向けの 4.8(May 2020 Update)
Office の更新プログラム
Microsoft Officeの更新プログラムは、こちらのマイクロソフトページで更新情報一覧が確認できます。Office2019に関しては、個別の更新プログラムのダウンロードができません。(参考)
Windows Updateが失敗を繰り返す場合
更新プログラムを効率よくインストールするなら、Windows Updateに任せてインストールするのが一番いいでしょう。同じ更新プログラムでも差分を計算してダウンロードデータを節約してインストールしてくれます。
とはいえ、Windows Updateに時間がかかっている場合や、パソコンが急激に遅くなって何も操作できないトラブルが発生している場合は、上記更新プログラムをダウンロードしてスタンドアロンインストールする方法があります。
Windows 10 /8.1
Windwos8.1以降で、Windows Updateが失敗するトラブルが解決しない場合、インプレースアップグレードを試す方法もあります。
サポート終了OS
Windows7とVistaをサポート終了時点の状態までWindows Updateする場合はこちらの記事を参考にしてください。
サポート終了したVistaにWindows Server 2008の更新プログラムをインストールしてみる方法は、サポート外なので別記事にしています。(2020年7月で更新終了しました)
本記事に言う「2021年7月の月例Windwosアップデートが配信」とは、
「ただちに適用を ~Microsoftが「PrintNightmare」対策のセキュリティパッチを緊急公開 – 窓の杜(07/07)」
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1336442.html
と同じ内容なのではないでしょうか?
私は07/07にWindows 10 v21H2の(KB5004945)をアップデートしていますが、これを月例更新とは認識していません
たしかに月例更新ではないイレギュラーな配信ですね。
でも8.1のマンスリー品質ロールアップ、10で累積更新プログラムで自動配信なので、月例アップデートの先出しとも取れますね。
最初の説明に補足を追記しておきました。
アップデートエラー(KB5006365) のWindows 10 Version 21H1 用の 4.8
KB5006365はすでに8月のKB5004331に置き変わっています。
ですのでKB5004331をインストールしてください。