2019年5月の月例Windwosアップデートが第2火曜日に配信されています。今月は日本時間だとカレンダーの月をまたぐ時差の関係で、第3水曜日になっています。
クライアントOS別にwindows7、8.1、10のセキュリティ更新プログラム情報を書き出しています。自動配信で新元号「令和」に対応する正式な更新プログラムとなります。
Microsoft Updateカタログ
自動更新を利用せずに今月のセキュリティアップデートを手動でインストールする場合、ダウンロードはMicrosoft UpdateカタログからKB番号で検索してダウンロードできます。この記事でKB番号にリンクを入れているのは、このUpdateカタログのダウンロード先になっています。
今月の更新プログラムを探す場合は、「2019-05」で検索して製品(OS名)でソートするのが見つけやすいです。
Microsoft Updateカタログ
http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Home.aspx
Windows Release Information
新しいリリースヘルスダッシュボードのプレビュー版が公開されています。Windowsの更新プログラムの既知の問題や解決済みの問題などが一覧で確認できるようになりそうです。(正式リリースは5月末ごろの予定のようです。)
まだプレビュー版なのでなのか、この記事で紹介している最新の更新プログラムの既知の問題が即日で反映されていません。 最新の既知の問題は、Microsoft Updateカタログの各更新プログラムのタイトルリンクを開いて、概要の詳細リンクから確認できます。
下記リンクを開くとバージョン1809のページが開きます。左サイドにその他のWindows10バージョンやWindows7と8.1(Previous version)のページのリンクがあります。
まだ英語ページしかないです。右クリック日本語翻訳機能が標準で付いているChromeブラウザーで見るのがオススメです。
Windows7 SP1
windows7では、DefenderとOfficeと悪意のあるソフトウェアの削除ツール(KB890830)の更新プログラムを除いて重要な更新プログラムとして、セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4499164) と.NET Framework 用セキュリティおよび品質ロールアップ (KB4499406) です。
【既知の問題】マカフィーの法人向け(集中管理)McAfee Endpoint Security(ENS)Threat Prevention 10.xまたはMcAfee Host Intrusion Prevention(ホストIPS)8.0またはMcAfee VirusScan Enterprise(VSE)8.8がインストールされているデバイスで、KB4499164をインストールした後、システムの起動が遅くなったり、再起動時にシステムが反応しなくなったりする可能性があるようです。
累積更新プログラムをインストールする前に、サービス スタック更新プログラム (SSU) がインストールされていることが推奨されています。2019-03の更新プログラムなのですでにインストール済みになっているはずです。
- 2019-03 Windows 7 サービス スタック更新プログラム(KB4490628)
2019-04以降の品質ロールアップにはPciClearStaleCache.exeが含まれなくなったので、 2018年04月~2019年03月までの 品質ロールアップ のうち一つを先にインストールしておく必要があると詳細情報に載っていました。クリーンインストール時や久しぶりに更新する場合に注意が必要です。
Windows 8.1
Windows8.1は、セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4499151)、Adobe Flash Playerの更新プログラム(KB4497932) と.NET Framework 用セキュリティおよび品質ロールアップ (KB4499408) です。
【既知の問題】7と同じ問題で、マカフィーの法人向けの一部バージョンがインストールされているデバイスで、KB4499151をインストールした後、システムの起動が遅くなったり、再起動時にシステムが反応しなくなったりする可能性があるようです。
Windows 10
Windows10は、バージョン毎に累積更新プログラムのKB番号が違います。最新バージョンから3世代分がサポートバージョンです。
今月は、もうそろそろ公開されそうなバージョン1903(仮称:May 2019 Update)の累積更新プログラムも出しておきます。
一週間経ってこちらの更新プログラムに置き換わりました。
月末の週にこちらの更新プログラムに置き換わりました。
Adobe Flash Playerの更新プログラムは各バージョン共通です。
- 2019-05 Windows 10 セキュリティ更新プログラム (Adobe Flash Player 対応) (KB4497932)
バージョン1809以降には.NET Framework の累積的な更新プログラムが別途配信されています。バージョン1803以前は .NET Framework 4.8 の累積的な更新プログラムだけが別途配信されており、.NET Framework 3.5、4.7.2の更新プログラムは上記の累積更新プログラムに含まれています。(ただし、.NET Framework 4.8自体はまだ一般には配信されていないです。)
- 2019-05 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム (Windows 10 Version 1903 用) (KB4495620)(May 2019 Update)
- 2019-05 .NET Framework 3.5、4.7.2 および 4.8 の累積的な更新プログラム (Windows 10 Version 1809 用) (KB4499405)(October 2018 Update)
- 2019-05 .NET Framework 4.8 の累積的な更新プログラム (Windows 10 Version 1803 用)(KB4495616)(April 2018 Update)
- 2019-05 .NET Framework 4.8 の累積的な更新プログラム (Windows 10 Version 1709 用)(KB4495613)(Fall Creators Update)
累積更新プログラムをインストールする前に、サービス スタック更新プログラム (SSU) がインストールされていることが推奨されています。
-
2019-05 Windows 10 Version 1903 サービス スタック更新プログラム (KB4500109)(May 2019 Update) - 2019-05 Windows 10 Version 1809 サービス スタック更新プログラム (KB4499728)(October 2018 Update)
- 2019-05 Windows 10 Version 1803 サービス スタック更新プログラム (KB4497398)(April 2018 Update)
- 2019-05 Windows 10 Version 1709 サービス スタック更新プログラム (KB4500641)(Fall Creators Update)
月末の週にこちらの更新プログラムに置き換わりました。
- 2019-05 Windows 10 Version 1903 サービス スタック更新プログラム (KB4498523)(May 2019 Update)
Office の更新プログラム
Microsoft Officeの更新プログラムは、こちらのマイクロソフトページで更新情報一覧が確認できます。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4501270/may-2019-updates-for-microsoft-office
Windows Updateが失敗を繰り返す場合
更新プログラムを効率よくインストールするなら、Windows Updateに任せてインストールするのが一番いいでしょう。同じ更新プログラムでも差分を計算してダウンロードデータを節約してインストールしてくれます。
とはいえ、Windows Updateに時間がかかっている場合や、パソコンが急激に遅くなって何も操作できないトラブルが発生している場合は、上記更新プログラムをダウンロードしてスタンドアロンインストールする方法があります。
Windows 10 /8.1
Windows 7
Windwos8.1以降で、Windows Updateが失敗するトラブルが解決しない場合、インプレースアップグレードを試す方法もあります。
まとめ記事更新
以上の内容をもとに、下記の更新プログラムの確認が終わらないのを改善するまとめ記事を更新予定です。
Server 2008の更新プログラム
サポート終了したVistaにWindows Server 2008の更新プログラムをインストールしてみる方法は、サポート外なので別記事にしています。(このあと更新予定です)
今月中に追加の更新プログラムがあれば、都度追記予定です。