Windows11搭載PCにWindows10をダウングレードインストールしたらライセンス認証が通るかテスト(WaaSは有効)

2022/11/16[公開] 2022/11/19[最終更新]

win10down-1

 現在販売中のWindows11 Home搭載PCに、Windows10 Homeのインストールメディアを使いクリーンインストールしてライセンス認証が通るかテストをしてみました。

 Windows as a Serviceの理念からすれば、ダウングレードもアップグレードも自由ということでしょうか。

スポンサーリンク

マイクロソフト公認

 メーカー製PCでWindows11搭載PCを買ったけど、どうしてもWindows10じゃないと困るという場合、マイクロソフトはWindows10にダウングレードして使うことを公式に認めています。詳しくは、下記マイクソフトページでご確認ください。

(注意点)

  • OEM製品(メーカー製PC)にプリインストールされているWindows11であること。
  • Windows10は、マイクロソフトのサポート終了を迎えていないバージョンであること。(記事を書いている時点ではバージョン21H1または22H2)
  • ProかHomeのエディションが同じであること。
  • マイクロソフトは許しても、PCメーカーのサポートが受けられるかどうかはメーカーごとの判断でしょう。

検証PC

 パソコン工房のiiyamaノートHシリーズの購入直後のPCで試してみました。購入時搭載のWindows11 Homeで初期セットアップを済ませ、Windowsのライセンス認証を済ませた状態からテストしました。

(注意点)

  • Microsoft Officeもセットで購入している場合、Officeのライセンス認証もマイクロソフトアカウントと紐づけて済ませておいた方がいいでしょう。最近はプロダクトキーが付いてこないエディションもありますので、マイクロソフトアカウントと紐づいていれば簡単に再インストールができます。

Windows10クリーンインストール

 Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロードサイトから、ツールを今すぐダウンロードの方でUSBにインストールメディアを作成し、そのUSBからPCを起動して新規インストールを選びました。

 このBTOノートはWindows11のデジタルプロダクトキーが内蔵されているため、インストールウィザードを進めていくと自動でHomeエディションが選ばれます。

 最近のマザーボードは、USBインストールメディアから内蔵NVMe SSDが読めないケースがあります。まさにこのPCがそうだったのですが、UEFIの設定でVMDモードを切ることでNVMe SSDにインストールができました。(詳しくは次回記事にする予定です。⇒記事にしました。)

 とりあえずインターネットにつながずインストールを終え、Windows10のデスクトップが出てきたらライセンス認証の状態を確認すると、まだ認証は通っていない状態でした。

ネット接続前の状態
ネット接続前の状態

インターネットに接続すると、数秒でライセンス認証が通りました。PC本体のデジタルライセンスで認証されました。

ネット接続で認証が通る
ネット接続で認証が通る

 

 このiiyamaノートは、ドライバーCDが付属しているので素のWindowsをインストールしても不明なドライバーで困ることはなかったです。

ドライバーCD付き
ドライバーCD付き

消極的におすすめしません

 以上で、メーカー製Windows11搭載PCを購入してもWindows10にダウングレードしてライセンス認証が通りました。

 当方の出張サポートでは、よほどの理由がないかぎりWindows10にダウングレードすることはお勧めしません。どのみち2025年10月にはWindows10のサポート終了が迫っていますし、今の内からWindows11で慣れる方をお勧めします。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です