Panasonic Let’s noteのCF-LX4(型番:CF-LX4FFEBP)の内蔵SSDを256GBから1TBに換装しました。最近のレッツノートは、購入時SSDモデルにはSATAのコネクタが内蔵されていない可能性が高いので、中を開けてどのタイプのSSDが搭載されているか確認してから、換装用のSSDを用意しないといけないので訪問サポートは2回訪問が基本です。
筐体を開けてSSD交換をした場合、PCメーカー保証期間内とはいえ保証を受けられなくなる可能性があることにご注意ください。
内蔵SSDを確認
裏側の手前にある裏蓋を外して、内蔵されているSSDのタイプを確認しました。この機種は、わりと簡単にmSATAコネクタにアクセスできました。入っていたのは、東芝製のmSATAタイプの型番:THNSNJ256GMCU(256GB/mSATA/SATAⅢ6Gb/s /MLC SSD)でした。
一般的SATAコネクタが内蔵されているかどうかは未確認ですが、ネット情報では、おそらくSATAのコネクタは搭載されていないはずです。気になりますが、お客様のPCなので余計なところまで開けることはできません。
用意した1TB SSD
お客様希望が1TB容量なのですが、一般PC用SSDでmSATAタイプの1TBとなると、今現在ネットショップで在庫があって購入できるのは、SamsungかTranscendの2択しか選択肢がなさそうです。
MLCなら新しい方がよさそうなのと、値段も一番手頃な2016年発売開始のTranscend TS1TMSA370にしました。クローンコピーで使うUSB3.0変換用ケースも購入です。
トランセンドジャパン 業務用/産業用 組込向け mSATA SSD 1TB SATA3 6Gb/s MLC NAND採用 高耐久 3年保証 TS1TMSA370
クローンコピー
今回は、SSDの中身を丸ごとコピーしてクローンを作成して換装しました。今回の第一目的が、256GBのディスク空き容量が無くなってきた問題解決なのです。現状利用中の環境そのまま換装がお客様の希望でした。
クローンディスク作成には、EaseUS Todo BackupのWinPE起動ディスクから立ち上げて作成しました。レッツノートの場合、内蔵DVDドライブから起動させるにはBiosで内蔵ドライブ電源を「オン」に変更する必要ありなのが注意点です。
サイズ違いのディスクで、クローンディスク作成手順は、過去記事で紹介しています。
換装作業
クローンディスク作成に4時間かかりましたが、それが終わればSSDを入れ替えて換装作業完了です。元のSSDのネジのところに付いていたビニールのカバーのようなものは、剥がそうとするとSSDのラベルごと取れそうだったのであきらめました。
換装後のテスト
換装前と換装後のベンチマークテストをCrystalDiskMark 5.2.0でとってみました。Readはあまり変わりませんが、Writeが良くなったでしょうか。今回は、容量不足解消が目的なので十分です。
専用ソフトSSD Scopeあり
TranscendのSSD専用ユーティリティーソフトSSD Scopeがダウンロードしてインストールできます。SSDの寿命やS.M.A.R.T情報、TRIMが有効かを見ることができます。ベンチマークや、クローンディスク作成、Secure Eraseもできるのでインストールしておくと良いかもしれません。ダウンロードは公式サイトからできます。