2018年1月から話題になっているMeltdown (メルトダウン) と Spectre (スペクター)のCPU脆弱性に対応する機種別Biosアップデートが順次公開されています。この記事では、各PCベンダーの対応予定情報を見つけたら書き出しています。
Windows更新プログラムやブラウザーアップデートでのソフトウェアの緩和対策と合わせて、ハードウェア対策であるBiosアップデートが提供される機種については、Bios更新を実施するのがより高い脆弱性対策になるでしょう。
ソフトウェアの緩和対策はこちらの記事をご覧ください。
対策を取ることによりPCの性能ダウンの話題が先行していますが、個人ユースならば影響は最小限にとどまるようなので、脆弱性対策 > 性能ダウン のバランスは取れているのではないでしょうか。
以下、主要PCベンダーの機種別Biosアップデートのページです。Biosアップデート作業中に停電やフリーズなどが起こると最悪PCが壊れるので、実行するには細心の注意が必要です。作業前にメーカーが提供している注意事項などをよく読んでから作業を行ってください。
富士通(法人向け)
富士通の法人モデルでは、2012年上期以降のモデルで対応情報が公開されるようです。下記ページにノートブック、タブレット、デスクトップ別のリンクが出ています。現在は、まだ全機種「確認中」でした。
富士通(個人向け)
富士通の個人向けモデルは、対象機種情報は1月中旬までに下記ページで公開予定のようです。
NEC
NECは、下記ページにて1月17日までを目処に情報更新予定でした。
東芝Dynabook
東芝ダイナブックシリーズは、下記ページにて対応予定のPDFファイルへのリンクが出ています。PDFで500ページにおよぶ機種リストに対する公開予定時期が出ています。
Lenovo
Lenovoは下記ページの下の方に機種別対応予定が出ています。すでにBiosアップデートが公開されている機種もあります。
HP
HPは下記ページの下の方に機種別対応予定が出ています。すでにBiosアップデートが公開されている機種もあります。
DELL
DELLは下記ページの下の方に機種別対応予定が出ています。すでにBiosアップデートが公開されている機種もあります。
Panasonic Let’s Note
Panasonicのグローバルサイトで、対応予定機種と影響を受ける機種の情報ページがありました。ページ一番下に日本向けサポートページのリンクがありますが、ファームウェア公開予定時期は現在確認中でした。
注意
こちらの情報は、記事執筆時のものになります。最新情報は各リンク先もしくはメーカーサポートページにて確認をお願いします。
追記
(2018.1.31追記)先発公開されたIntelのマイクロコード修正に不具合があり、それらを適用したBiosアップデート後に予期せぬ再起動が頻発することがあるため、Intelが修正の修正がされるまで適用を一時停止するように公表しています。
すでにBiosをアップデートしてしまった場合には戻せないのですが、マイクロソフトがWindows向けにそのマイクロコード修正を無効にする更新プログラムを公開しています。インストールが必要なのは、Biosアップデートにより問題が発生した機種だけです。
- Update for Windows (KB4078130)
(2018.3.14追記)第6世代CPU(Skylake)以降のPCでIntelの修正コードを適用するWindows10 バージョン1709用の更新プログラムが公開されています。
- 2018-03 Windows 10 Version 1709 更新プログラム (KB4090007)