このあいだWindows10バージョン21H1の最新バージョンにアップデートしようとしたら、Cドライブの空き容量が10GBを切っていたのに外部USBメモリーなどを追加の外部記憶装置として指定することでアップグレードが出来ました。
以前のバージョンのWindows10では、アップグレードする要件として、Cドライブに16GB以上の空きが無いとアップグレード出来なかったと記憶していましたが、最新バージョンではそのような心配は不要になっていました。
空きが無いディスクでテストしてみた
最初に気付いたのはWindows10のバージョン1909を21H1に手動アップデートしようとしたときに、外部記憶装置を指定する見たことない画面が出たので知ったのですが、この記事を書くためにWindows7のアップグレードでテストしてみました。
結果としては、Windows10のメジャーバージョンアップでも、Windows7からのアップグレードでも可能でした。また、Windows10の更新アシスタントを使ったアップデートでも、ISOファイルから作成したインストールメディアからのアップグレードでもどちらでも可能でした。
空きが2.6GBでアップグレード
Cドライブの空き容量が2.6GBで、エクスプローラーで真っ赤になっている状態のWindows7 SP1をWindows10バージョン20H1のインストールディスクでアップグレードをかけてみました。
Windows10のアップグレードインストールをスタートします。
いつもの同意画面や互換性チェックをクリアして、「空き容量を確認しています」の画面がでたあと「Windowsの更新には空き容量が必要です」の画面が出てきました。
10GB以上の空きがあるUSBメモリーやSDカード、外付けHDDなどを接続して続行できるようです。接続する外部記憶装置の空き容量を使用するため、今入っているデータが消えたりフォーマットされることはないようです。
外付けHDDをUSBにつなげてみると、外部記憶装置に接続したディスクの空き容量が表示されて「次へ」ボタンを押すことができるようになりました。
これでインストール準備が出来ました。このあとのインストールも順調に進み、Windows10のバージョン20H1にアップグレードできました。
Windows10バージョン20H1になって空き容量が6.49GBに増えていました。
元のバージョンに戻すときは
バージョンアップ後に元のバージョンに戻すことが10日間できますが、そのときには利用した外部記憶装置をつなげた状態で行う必要があります。
また外部記憶装置内に「$WINDOWS.~TMP」というフォルダーが残されているのでそれを10日間は削除しないようにしておいた方がいいでしょう。10日経てばもう不要なので削除しても良いでしょう。